臨床活動
臨床活動
長崎大学医学部麻酔学教室
〒852-8501
長崎市坂本1丁目7番1号
TEL: 095-819-7370
FAX: 095-819-7373
サーモグラフィーによる皮膚温の検査。
サーモグラフィーによる皮膚温の検査。
 痛みは様々な原因でおこってきますが、その原因によって大きく2種類に分けられます。一つは体の危険信号として発せられるものです。怪我や内臓の炎症、あるいは異常 なできものが体の中にできて生命をおびやかす可能性がある場合、体の隅々まで伸びた痛みを伝える神経が興奮して、異常を伝える手段として痛みを発するのです。もう一つは診断、治療によって痛みの原因と思われるものがない、あっても手術などを行うほどではない、もしくは取り除かれた後にもなお、痛みが残るもので、慢性痛もしくは神経痛といわれるものです。痛みを伝える神経自体に異常がおこっていることが原因で、通常のお薬や痛み治療が効きにくいのが特徴です。

 麻酔科外来では、こうした痛みの原因を診断し、適切な治療方針の決定を行っています。また慢性痛の患者様の痛みについてはレントゲンや精密診断器具を用いて、神経のどの部分が障害されているかを判断し、個々の患者様にとって適切なお薬の調節、電気治療、必要に応じて神経ブロックといわれる注射治療などを行っています。

サーモグラフィー
 受診される患者様の約半数は足腰の痛みや首肩の痛みに対して治療を受けておられます。年をとる毎に、人間の体を支える骨や筋肉は弱くなり、変形していきます。神経はこうした骨や筋肉の間を縫うように走っているため、筋肉や骨の構造の変化により容易に圧迫されやすくなり、痛みの原因となります。こうした場合、日常生活に支障をきたさないようにするための痛み治療や生活上のアドバイスを受けることは重要です。

 その他、強い痛みを伴う帯状疱疹に伴う神経痛、三叉神経痛、頭部、顔面痛、外傷後の神経痛などの治療を行っています。また痛み以外の患者様の治療として、体質的に手や足に大量の汗をかく手掌多汗症の治療や、顔やまぶたがピクつく顔面・眼瞼痙攣のボツリヌス治療なども行っています。