研究活動
期日:2011年10月8日-10日  報告者:助教 槇 史絵

10月8日~10日、北海道の旭川グランドホテルで日本心臓血管麻酔学会が開催されました。澄川耕二教授・趙成三先生・柴田伊津子先生・東島潮先生・樋田久美子先生と私の6名が参加しました。

   

趙先生は「麻酔関連薬の肝・腎保護作用に関する現状」というタイトルで、周術期の臓器保護戦略としての麻酔方法の選択や、PDEⅢ阻害薬やhANPといった薬剤の使用に関しての講演をされました。

   

臨床教育講演はうちのICUの東島先生の「心臓血管外科周術期における血糖管理」です。高血糖が重症患者や周術期患者の予後に及ぼす影響や、それでは実際にどのように術後の血糖管理を行うのが望ましいのか、いろいろな論文などもとに講演されました。

   

パネルの前で記念撮影。

   

ポスター発表は2例。「長崎大学病院における低侵襲心臓手術(MICS-MVR、MICS-MP)の麻酔管理(私)」と「右室粘液腫の一例(樋田先生)」。

 

2題とも無事に終了しました。 学会賞である藤田昌雄賞は惜しくも受賞を逃してしまいましたが・・・

学会初日の夜は会員懇親会がホテルで開かれました。有名どころのスープカリー屋さんやラーメン店のブースもあり、そのほか北海道のおいしい食べ物の数々を満喫できました。カニやアスパラ、とってもおいしかったです。初めて見たんですが、氷の彫刻の実演(!)もあり、25万円の旅行券があたるクイズ大会などそれはそれは豪華なもので、とっても盛り上がりました。

 

もちろん学会場ではしっかりと勉強しましたが、観光も忘れずに行ってきました。やっぱり旭山動物園ははずせませんよね。
でも、7月に腸炎が流行ったようで、ところどころにこんなものが・・・!

   

やはり、感染症は恐ろしいですね・・・
最終日には美瑛のパワースポット(?)「青い池」に行ってまいりました。防災用の溜池の水が十勝岳の温泉成分などにより青く変色したものらしいのですが、なんとも不思議な光景です。

   

以上、旭川の学会報告でした。
とても遠く、移動も大変でしたが心臓麻酔の最新の知識を学ぶことができ、その一方でしっかり観光にも取り組むことができ、とても有意義な学会だったと思います。勉強してきたことを日常の麻酔に取り入れてこれからも頑張らないとですね!