臨床・研究活動

研究活動
弾性線維性仮性黄色腫症(pseudoxanthoma elasticum; PXE) PXE
 皮膚・眼・心血管に障害を生じる常染色体劣性遺伝の疾患で、病理学的には弾性線維変性とカルシウム沈着を特徴としている。原因遺伝子として、物質輸送に関与しているABCC6が同定されている。厚生労働省難治性疾患克服研究事業「弾性線維性仮性黄色腫の病態把握ならびに診断基準作成」斑の行った2010年-2011年の全国規模調査により、現在まで141例の同定を終了している。
 詳細は 「PXE:弾性線維性仮性黄色腫」ページ をご覧ください。

頚部の黄白色丘疹・石灰沈着(Kossa染色)・眼底所見(血管様線条)
創傷治癒・ケロイド
 遺伝子改変マウス、モデルマウスを用いた実験により、接着因子、細胞外マトリックス、創傷治療の研究している。

ケロイドにおけるグリコサミノグリカンを過剰沈着を ヒトケロイド細胞(KL-­‐Spo)移植実験で再現 JID 2012
ケロイドにおけるグリコサミノグリカンを過剰沈着を
ヒトケロイド細胞(KL-­‐Spo)移植実験で再現 JID 2012

家族性ケロイド
 皮膚結合組織疾患のケロイドは、細胞外基質の異常が病態形成に関与している。まれに家族制に発症する症例が認められるため、遺伝子異常が発症を引き起こす可能性も示唆されている。これまで複数の遺伝子変異が報告されており、ケロイドにおける遺伝子異常の同定確率を挙げるため、家族性ケロイドについて研究している。

家族性ケロイド

カネミ油症
 1968年のカネミ油症事件発生後40年以上経過しているが、当教室は発症当初より油症検診及び臨床研究に従事している。油症の原因であるカネミオイルにはPCB、PCQ以外にPCDFを含むdioxin類の混在が確認されている。当教室では主に、油症とT細胞が産生するサイトカインとの関連について、解析を行っている。