医学生・研修医の皆さんへ

女性皮膚科医を目指す方
長崎大学皮膚科の女性医師

 当教室では女性医師に入局を積極的に勧めています。そして、女性医師が家庭をもちながらも、皮膚科医として仕事を続けられるように出来る限りの配慮をしています。当教室における女性医師の扱いについては、“原則として”男性との区別はありません。男性と同じ仕事を同じようにして頂きます。
 “原則として”と申し上げたのは、状況によっては女性として見てあげないといけない場合があるからです。例えば、結婚して子供が生まれた場合、ご両親の助けがなければ、皮膚科医を続けていくことは必ずしも容易ではありません。このような場合、ご両親の近くの病院で勤務を続けることも一つの選択肢です。また、子供が出来た場合には、ご主人の勤務先に近い病院で勤務してもらうことを考慮する場合もあります。
女性医師の専門医取得

 その上で男性医師と同様に皮膚科専門医取得することを、入局してからの1つの目標として頂きます。
 「専門医の取得について」
 長崎大学皮膚科のプログラムなら、出産・子育てしながら専門医取得することも十分可能です。
女性医師の専門医維持
女性皮膚科医
 女性医師の方で、皮膚科に入局し皮膚科専門医になって活躍したいが、出産・子育て等、家庭のイベントと両立しながら専門医を維持することが困難ではないかとお考えの方もおられるかもしれません。
 そこで長崎大学皮膚科では、そのような先生方が専門医を維持できるような体制を整え、実際に運用しています。
 現在の皮膚科専門医資格更新制度では、専門医更新の際、過去5年間以内で、2.5年以上、全日で週2日以上の皮膚科診療に従事していることを資格更新の条件としています。また1回の出産につき、2年間専門医資格更新期間を送らせる「産休・育休」制度も利用できます。
 長崎大学皮膚科では、産後家庭が落ち着いた女性医師が「復帰医」として勤務し、週2日程度長崎大学病院で午前中外来診療を、午後はカンファレンスで難治症例の検討や知識のアップデートを行うことも可能です。
 実際に同じようなモデルで仕事をされている先生から、直接話を聞くことも可能ですので、お気軽にご相談ください。
女性皮膚科医からのメッセージ
鍬塚 さやか 先生
卒後11年目(平成26年現在)
キャリア
卒後1年目:
長崎大学病院 研修医
卒後2年目: 長崎市立市民病院 研修医
卒後3年目: 長崎大学病院 医員
卒後4年目: 長崎原爆病院
卒後5年目: 長崎原爆病院 → 産休・育休
卒後6年目: 健康保険諫早総合病院
卒後7年目: 長崎大学病院 医員
卒後8年目: 産休・育休
卒後9年目: 長崎大学病院 医員
卒後10年目: 長崎大学病院、皮膚科専門医取得
卒後11年目: 長崎大学病院 助教
鍬塚さやか先生
 長崎大学皮膚科での研修は、皮膚外科・皮膚内科(感染症、膠原病やアレルギー疾患)・皮膚病理と、疾患が多岐に渡るのでとてもやりがいがあり、オーベンに相談しながら経験を積むことができます。外科的手技が苦手な方でも外来でできる簡単な手術が身に付きますし、ちょっとした処置が多いので治療の実感が味わえます。医局の雰囲気はとても良く、色んな性格の医師がのびのび仕事をしています。
 私は卒後5年目と8年目に産休・育休をとらせていただきました。子供が小さいため周りの方々に迷惑をかけることも多いのですが、周囲の協力を得ながら働かせてもらっており、本当にありがたいです。医局に入らなければ得られないサポートだと思います。また、豊富な人脈を作る事ができることも利点です。仕事においても人生においても勉強になりますし、同門ということで顔見知りが増え、何かと相談しやすくなるので助けられています。
 昨年は念願の皮膚科専門医試験に合格できて、ほっとしている所というのが本音ですが、これからが本番と思わないといけませんね。卒後11年目というとすごいキャリアに聞こえますが、私は産休で休んでいたため、臨床経験がまだまだ未熟です。皮膚科は勉強すればするほど奥が深い、と感じています。探究心を保って日々診療や勉強に努める事、サブスペシャリティーを身につける事が目標です。若手医師に長崎に残りたいと思わせるようにがんばりたいと思います。