学生・研修医の皆さんへ

光晴会病院
    websitehttp://www.kouseikai.org/
光晴会病院

 光晴会病院は、長崎市の北部、国道206号線沿い(西友の向い側)、JR道ノ尾駅より徒歩5分のところに建つ、主に急性期疾患を扱う179床の病院です。診療科は内科・外科・泌尿器科・循環器内科・心臓血管外科です。
 当院は、1979年に開設されましたが、2011年7月より増築工事が開始され、2012年7月には増築棟が完成しております。増築棟は地上9階建てで医局は6階にあり、スペースも広く、きれいで、眺めもいいです。
 その中で、消化器内科は、常勤は大学から派遣の3名を含む4名で消化器疾患診療に携わっております。また、毎週火曜日午前・午後、毎週木曜日午後には大学病院より内視鏡検査の応援にきていただいております。
 毎週火曜日朝には内科・外科合同カンファランス、木曜日夕には消化器内科カンファランスを行い、症例の治療方針の検討を行っています。
 内視鏡検査は、上部消化管内視鏡検査は月曜日~土曜日の午前、大腸内視鏡検査は月曜日~金曜日の午後行っています。上部消化管内視鏡検査は年間約2300例、大腸内視鏡検査は年間約850例で、特に大腸内視鏡検査は年々増加傾向にあります。内視鏡検査装置も2011年にNBI、2012年より上下部拡大ハイビジョンスコープを導入しております。消化管疾患の治療としましては、胃や大腸の内視鏡的ポリープ切除術、EMR、消化管ステント留置、PEG造設などをおこなっています。2012年6月から楠本医師が勤務となり、上・下部消化管のESDも導入となりました(1年間で上部10例、下部15例)。また、胃・十二指腸潰瘍の緊急内視鏡的止血術や食道静脈瘤の内視鏡的止血術等も行っています。炎症性腸疾患の潰瘍性大腸炎に対してLCAP療法、クローン病に対する抗TNFα製剤治療も行っています。
 胆道・膵臓疾患に対しての内視鏡的ドレナージ術やステント留置術、総胆管結石除去術も行っています。ERCPは、年間50-60例程度です。
 肝疾患に関しましては、エコー下肝生検やB型・C型慢性肝疾患に対してインターフェロン治療、B型慢性肝疾患に対して核酸アナログ治療を行っています。肝細胞癌の治療に関しましては、長崎大学放射線科医師に依頼しまして、肝動脈動注塞栓術を火曜日に施行しています。また、症例数は少ないですが、エタノール注入療法やラジオ波焼灼治療も行っています。
 当院は主に長崎市北部の基幹病院で、時津・長与町、遠くは西海市からの症例の紹介もあります。スタッフは多くはありませんが、皆で協力して日々診療にあたっております。