トップページへ 取り組みの概要 採用状況 本プログラムの全体像 なぜ離島実習か?

 本取り組みは、学内および長崎県との綿密な検討・準備を経て、これまでの「社会医学実習」および「医と社会」教育の集大成として、それまでに講義や実践の場で学んできた包括的保健・全人的医療を離島という長崎県独自のフィールドにおいて実践するもので、平成16年度より「離島医療実習・地域保健実習」を必修科目として開設します。

 医学部5年次は診療科ローテート方式の臨床実習の一環として、8人1グループずつ5日間の離島医療・地域保健実習を行います。離島医療実習ではプライマリケア、在宅医療・介護、病診連携、離島での先進医療、遠隔診療支援システムを学び、離島医療への関心・動機付けを行います。地域保健実習では地域保健、特に高齢者、精神、感染症、環境を中心に学び、保健、医療、福祉の密接な連携の必要性を理解します。

 地域医療実習では下五島に所在する五島中央病院、富江病院、三井楽診療所、玉之浦診療所の長が総合診療科教員とともに指導を行い、地域保健実習では五島保健所長、福江市保健センター長が公衆衛生学分野教員とともに指導を行います。