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長崎大学産婦人科 医師派遣について(東日本大震災支援)

長崎大学産婦人科では,日本産科婦人科学会の震災対策・復興支援委員会の活動に協力して,震災直後の2011年9月に宮城県石巻赤十字病院へ,またその後は福島県立医大の関連施設へ定期的に医師派遣を行っています.福島県では,震災そのものの直接的な被害は少ない地域であっても,震災後の移住者の増加や医師不足により,常勤の医師は大変疲弊しながらも地域の産婦人科医療を維持しているのが現況のようです.派遣された当科スタッフから,派遣先では患者さんをはじめスタッフも皆さん穏やかで我慢強く良い人ばかりで,これらすべての人々の元に復興の花が咲きますよう祈念いたいとの感想が出されました.今後も長崎大学産婦人科として震災地域の産婦人科医療に貢献していきたいと考えています.


派遣された医師
井上統夫,長谷川ゆり,森崎慎太郎,淵 直樹,金村さやか,杉田豊隆(福島県),松脇隆博,吉田至幸(宮城県)

派遣医師の感想
金村さやか 医師
2015年3月、福島県会津若松市にある竹田総合病院で一ヶ月間勤務いたしました。震災から4年たち、内陸に位置する会津若松市で震災の影響を感じることはほとんどありませんでしたが、未曽有の大震災を乗り越え、福島で生きていこうとする人々の強さにふれることができました。日常生活を安心して送るためには、医療も含めて、生活の基盤の立て直しが必要であると改めて感じました。
金村さやか医師

淵 直樹 医師
2014年3月1日から3月31日まで会津若松市の竹田総合病院で医療支援を行いました。
震災の影響で患者が内陸側に避難したことと、産婦人科医師が減少したことで、年間分娩数が1100件(前年度比300件増)に対して、常勤医師3名で対応していた状況でした。分娩以外にも外来診療、婦人科手術をこなしており、常勤の先生方は休みがない状況で大変疲弊しながらも地域医療を支えている姿が印象的でした。
淵直樹医師

井上統夫 医師
2014年7月1日〜31日
福島県白河市の白河厚生総合病院に応援に行きました。
県南部の内陸にあり震災そのものの被害は比較的少ない地域でしたが、震災後の医師不足が深刻な地域でした。
常勤医は2名で、年間600例以上の分娩があり手術も毎日1−2例行う病院でした。震災後の移住者増加に伴い、年間分娩数が増加してきているそうです。色々なところからの応援でなんとかやりくりしている状況の中、微力ながら協力させていただきました。
都会ではなかったからかもしれませんが、患者さんをはじめ、スタッフも皆さん穏やかで我慢強く、良い人ばかりでした。
これらすべての人々の元に復興の花が咲きますよう祈念いたします。
井上統夫医師

長谷川ゆり 医師
震災から5年弱経った会津の竹田綜合病院に行ってきました。年間1,000件のお産をスタッフ3名でこなしていました。4人目の産婦人科医として少しはお力になれたでしょうか・・・。
長谷川ゆり医師