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長崎大学の現況:長崎大学産婦人科から皆さんへ
健康保険諫早総合病院は変わります。
今後の大学病院と健保諫早病院の連携強化について
10月31日は諫早において今後の医療体制についての説明会を開催しました。参加されなかった先生方もいらっしゃるので、当日の要約をお送り致します。とくに大村地区の先生方には、今後のご協力をよろしくお願い致します。
1. 婦人科内視鏡技術習熟医師の定期的派遣

県央地区では腹腔鏡専門医不在のために、良性疾患が開腹されている状況があります。また一部の患者は長崎地区へ紹介されています(大学および済生会)。佐世保総合病院の中山部長は腹腔鏡専門医になられたので、佐世保地区は腹腔鏡手術が増加しています。県央の患者のことを考えると、ぜひ健保諫早での腹腔鏡手術が必要です。大学には4名の専門医がいます。そこで・・・・・

腹腔鏡技術認定医である平木、松本および北島を毎週水曜に健保諫早に派遣し、婦人科内視鏡手術を積極的に行います→婦人科疾患の70%を腹腔鏡手術。
2. 婦人科がん手術の実施

健保諫早では、婦人科がん手術を敬遠する傾向がありました。そこで・・・
婦人科腫瘍専門医で癌手術の大家である金内准教授を毎月水曜に派遣し、
婦人科悪性腫瘍手術を積極的に行います → 子宮頸癌の骨盤神経温存手術、子宮体癌の傍大動脈リンパ節廓清術、卵巣癌根治術、等々

3. 加瀬先生の非常勤勤務継続

腟式手術は平田先生の時代から健保諫早のお家芸です。その伝統を継承しておられる加瀬先生には、今まで同様に毎週2日(月、火)手術応援をお願いしました。健保諫早の伝統を後輩に伝授していただけると思います。

4. 産科症例の積極的な受け入れ

健保諫早では小児科NICUの不備等もあり、緊急の産科症例や切迫早産や夜間の症例に対して紹介をお断りすることがありました。そのため年々、健保諫早では異常産について症例数が減少し、ついには日本産婦人科学会の専門医認定施設から外されるという事態になりました。今後は紹介された妊婦は原則すべてお引き受け致します。その上で必要があれば、健保諫早から適切な高次施設(大学ないし医療センター)へ母体搬送する体制を構築します。さらには、妊娠高血圧やGDMは軽快次第、また切迫早産等は分娩の時期までにはご紹介いただいた開業の先生方へお返しします。松脇部長は諫早・大村地区の先生方のために粉骨砕身診療に邁進し、後輩の教育に努めてまいりますので、産科症例についても是非、健保諫早への紹介を御検討ください。

以上のことは、増崎教授と君野院長との間での了承事項であり、さっそく11月から実施されています。健保諫早は明年から法人化されることになるので、君野院長や松脇部長は診療の意欲に燃えています。松脇部長は、すべての紹介例を丁寧に診療し、経過報告を怠らず、治療終了後は紹介元の先生に戻すように努力するそうです。大学としても、健保諫早を教育病院として再生したいと考えています。患者が増えれば、当然、医師数増加を検討しますので、今後は何とぞ健保諫早への紹介を検討していただきたくお願い申し上げます。

県央地区の産婦人科医療の将来像

長崎県内でも諫早・大村地区は若い開業医の先生方が多く、二世も順調に成長されているので、正常産だけを多く扱われて異常産を早めに手放すような診療を進めていかれれば、以下のような順風な将来が期待できると思います。

5年後・・・
 医師高齢化には時間がある → 正常産は開業医で!(異常産は健保諫早へ)

10年後・・・
 二世医師の活躍 → 開業医の分娩増 → 勤務医の負担減 → 入局者増 →
 健保諫早の医師数増 →勤務医の負担減 → 開業医の分娩さらに増加!

今打てる手は何か?
 勤務医を大事にしていただきたい(みんなの宝:加瀬先生、松脇先生)
 医療形態の変遷に対応する(健保諫早で異常産、腹腔鏡手術および広汎手術)
 気楽に紹介でき、断らない健保諫早 → 紹介された患者は紹介元へ戻す
 大学の医局員増加は長崎県医療の鍵 → 産婦人科ホームページをご覧下さい。

健康保険諫早総合病院産婦人科は変わります!!
多くの症例を健保諫早病院へ紹介していただきますようお願いいたします。

長崎大学産婦人科医局長 長谷川ゆり
              健康保険諫早病院産婦人科部長 松脇 隆博
諫早地区の開業医の先生の声
A先生

 県内での産婦人科の現状、医局での様々な取り組みがよく分かりました。また、諫早病院へのテコ入れで産科、婦人科共に強化されることは諫早病院を頼りにしている者にとって本当に心強い限りです。
B先生

 今まで紹介しても断られることが多くて、なかなか身近に感じにくい病院でした。松脇部長は紹介しても気持ちよく受けてもらえるので、毎日のように患者さんを紹介させてもらっています。
C先生

 紹介できる病院が近くに新しくできたようで、患者さん達も腹腔鏡で手術ができて、入院期間もすごく短くなったと言って喜んでくださいます。
D先生

 大きい声では言いにくいことですが、小さいことで紹介しても、患者さん本人が強く言わないと、紹介元あるいは家に帰してもらえなかったのが、腹腔鏡手術が終わると、2〜3日で帰してもらえると患者さんも紹介した私たち医師も喜んでいます。
E先生

 気楽に紹介できる病院が近くにできたようで、今まで以上に患者さんを紹介するようになった。