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臨床研修施設



佐世保市立総合病院
佐世保市立総合病院
Home Page: http://www.hospital.sasebo.nagasaki.jp/

 佐世保市は人口およそ25万人、周囲を山に囲まれた港町です。自然の良港で、昔は日本軍、現在はアメリカ海軍と海上自衛隊の基地がおかれています。弓張岳からは佐世保港の全景と、美しい九十九島を眺めることができます。
 佐世保市立総合病院は、市の中心部に近い平瀬町にあり、市民からは「総合病院」と呼ばれ親しまれています。

 1920年に開設された歴史のある病院で、佐世保市だけでなく、離島を含む長崎県北部において中心的な役割を果たしています(表1)。

表1
  ●救命救急センター ●臨床研修指定病院
  ●救急告示病院 ●地域医療支援病院
  ●地域がん診療連携拠点病院 ●地域周産期母子医療センター 
  ●高次脳卒中センター
  ●エイズ治療の拠点病院 
  ●病院機能評価(財団法人日本医療機能評価機構)V5.0
  (一般500床以上)
  ●日本産科婦人科学会専攻医指導施設

○診療科(精神科をのぞく全28科)
内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、神経内科、血液内科、腎臓内科、糖尿病・内分泌内科、小児科、外科、呼吸器外科、消化器外科、乳腺外科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、放射線科、歯科、麻酔科、リハビリテーション科、形成外科、脳神経外科、心臓血管外科、救急集中治療科、病理診断科

病床数は594床、うち産婦人科はおよそ36床です。
2012年の産婦人科のおもな診療実績は表2のとおりです。

【産 科】 正常分娩のほか、NICUのある地域周産期母子医療センターとして、ハイリスク妊娠を受け入れています。
【婦人科】 悪性腫瘍の開腹手術のほか、卵巣のう腫、子宮筋腫、子宮内膜症など良性疾患に対しては腹腔鏡や子宮鏡など内視鏡を利用した低侵襲手術を行っています。

ひとは誰でも、イヤでも一度は産婦人科にお世話になります。
ほとんどのひとは忘れてしまっていますが・・・。
医学生のみなさん!ぜひ選択科目に選んでみてください。
1か月間ローテートするだけでも、いろいろ経験できるし、どの科に行ってもためになりますよ。
入局勧誘はしません。一緒に勉強しましょう!

表2
治療内容 患者数
分娩数(帝王切開数) 413(158)
開腹手術(帝王切開をのぞく) 580
内視鏡手術(腹腔鏡、子宮鏡) 158
その他小手術 251
おもな悪性腫瘍の治療数 子宮頸癌、16例;子宮体癌、18例;卵巣癌、20例;CIN3、21例

【当院での初期研修】
管理型、たすきがけ合わせ、研修医の数は1学年5〜10人。給与額は他院とくらべて安いですが、経験できる症例数が多く、中身の濃い研修ができます(表3)。

表3
プログラム: 必修:内科(6か月)、救急(3か月)、地域医療(宇久診療所、1か月)、精神科(天神病院、1か月)
選択:外科、産婦人科、小児科、麻酔科のうち、1科以上
給 与: 1年目、294,300円/月+当直手当
2年目、308,800円/月+当直手当
休 暇: 有給休暇、夏期休暇、年末年始休暇あり
宿 舎: 2LDK、16,290円/月
3LDK、21,820円/月
その他: 研修医・指導医合同合宿、米軍基地とのコラボによる英会話教室、エキスパートによるモーニングレクチャー、文献検索サービス、充実のシミュレーター室、きれいな仮眠室など
問い合わせ先: 電話 O956-24-1515(総務課、研修担当)
FAX   0956-22-4641
sougoh@city.sasebo.lg.jp
http://www.hospital.sasebo.nagasaki.jp/


佐世保総合病院産婦人科勤務中の女性医師より

 佐世保市立総合病院は最後の砦として県北医療を支えています。当院の特徴は何と言っても豊富な症例数です。平成24年4月〜25年3月の分娩数は413(うち帝王切開、158)、帝王切開をのぞいた手術数は940でした。産婦人科には常勤医5名、非常勤医2名しかいません。猫の手も借りたい時が多いです。当院へ回ってくる研修医の先生は産科、婦人科にかたよらず、いろいろな症例を経験できます。

 まず産科です。異常分娩があふれていますが、正常分娩もころがっています。1人産まれるのにたくさんのドクターがヒヤヒヤしながら見守る分娩もあれば、驚くくらいスルッと産まれてしまうドクター要らずの分娩もあります。いろいろな分娩を経験することで分娩経過は人それぞれ、ということが実感できます。NICUがあるので、妊娠20週台の早産に立ち会うこともめずらしくありません。

 切迫早産、子宮内胎児発育不全、妊娠高血圧症候群など、病棟には分娩前の妊婦さんがたくさん入院しています。胎児超音波検査を行う機会もたくさんあります。また胎児心拍数モニタリングの行われていない時間はないくらいモニターはフル回転です。いいモニター、悪いモニター、迷うモニター、経時的な変化を実際の症例で目の当たりにします。

 切迫早産、異所性妊娠、妊娠高血圧症候群、常位胎盤早期剥離、前置胎盤、胎児発育不全、前期破水、多胎妊娠、弛緩出血。産科の教科書に載っている疾患には、たいてい遭遇します。同じ疾患でもたどる経過は症例によってさまざまで、教科書に書いてあるような典型例ばかりではないことがわかります。当院は県内でもトップクラスの産科症例の宝庫だと思います。産科に興味のある先生、この病院で研修してみてください。分娩まで問題なかった妊婦さんが急に産後弛緩出血したり、前回の妊婦健診まで問題なかった妊婦さんが急に常位胎盤早期剥離で搬送されてきたり…。生の産科症例は驚くくらいドラマチックに状態が変化します。

 次に婦人科についてです。以前は開腹手術が主体でしたが、現在は腹腔鏡手術を積極的に行っています。卵巣腫瘍茎捻転、卵巣出血など、婦人科の急患が来たら、できるだけ研修医の先生と一緒に診察して、診断は?手術適応があるか?どういう手術をするか?などをディスカッションしています。リプロダクションを考慮して、年齢、結婚歴、挙児希望があるかないかで治療法を個別化する必要があります。手術前にいろいろと悩むプロセスが重要で、ただ手術に助手として入るのとでは印象や得られるものが全然違います。

 婦人科は外科とくらべると相手にする臓器は少なく、手術時間は短いです。手術はしたいけど、外科にいくまでは・・・と思う人にはピッタリです。相手にする臓器は子宮と卵巣+αだけかもしれませんが、子宮と卵巣ほど、個人個人で価値が変わってしまう臓器はありません。子宮も卵巣もとるのは簡単ですが、若い女性の子宮と卵巣を簡単にとるわけにはいきません。いかに機能を残して、患者さんの満足いく手術をするかがポイントです。それぞれの先生がそれぞれに工夫をしているのがわかります。それを学ばないといけません。

 最後に私の個人的意見。「産婦人科は女医さんがいい。」とよくいわれます。でも男性医師がいなくなっては本当に困ります!男性医師の方がよっぽど素敵で、優しかったりします。女医に負けずに男性医師もどんどん研修に来てください!私の大学の同級生(男子)も学生時代は産婦人科なんて全く興味なかったのに研修医時代に産婦人科を回り、結局立派な産婦人科医になっています。じっさいに研修してみないと良いところや悪いところ、自分に合うのか合わないのか、わかりません。知らずに医者人生を終えるにはもったいない科です。少しでも興味がある人はまず回ってきてください!
Department of Obstetrics & Gynecology Nagasaki University School of Medicine

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