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医学生・研修医の皆さまへ
大学院生の声
私の社会人大学院生生活
塚本 大空

 私は2年間の臨床研修医を経た後に長崎大学産科婦人科学教室へ入局しました。2年間の研修医期間のうち、産婦人科での研修させていただいたのはたった1か月間で、正直なところ、入局する時点では、自分は産婦人科の中で特にこの分野を専門にしていきたい、という明確なビジョンはまだありませんでした。もちろん、大学院がどういうものなのか、また、研究や論文作成がどういうものなのか、に関してもほとんど無知の状態でした。ただ、学生時代から外国に住んでみたいという憧れがありました。入局の挨拶の際に、増﨑教授に、「いつか留学をしたいです。」とお伝えしたところ、「そしたら、大学院に入りなさい。」とおっしゃられました。このことが私にとって、大学院進学のきっかけでした。
 入局1年目は、まずは産婦人科の臨床に集中するため、社会人大学院への進学は入局2年目の春からということになりました。大学院生活スタートにあたって、私が指導医の三浦准教授からいただいた研究テーマは、「子宮体癌に特異的なmicroRNAに関する研究」というものでした。私は学生時代、分子遺伝学が特に苦手で、研究が始まった頃は一つ一つの用語の意味を理解するのにも時間がかかりました。「最初はよくわからなくても、だんだんわかってくるから大丈夫。」と三浦准教授はおっしゃられ、本当に大丈夫なのかな、と最初の頃は不安でしたが、わからないことにぶつかる度に本やインターネットで用語を調べ、同じ実験室で実験をする先輩に尋ね、また先輩が残してくださった実験ノートを読ませていただき、そして、実験の方法や結果について、指導医の先生方とディスカッションをする、また関連する論文を読む、ということを繰り返していくうちに、少しずつですが、自分が行っている研究の内容についての理解が深まり、次はこのようなことをしてみたいと新しい考えも浮かぶようになってきました。熱心な指導医の先生や、子宮体癌ではありませんが、同じmicroRNAの研究をする先輩方が身近にいてくださったことは、私にとってとてもありがたいことでした。
 私は大学院入学から1年半を大学病院勤務で過ごさせていただき、平日の夜や休日に実験を進めました。その後2年間は関連病院に勤務し、この間学会発表や論文作成の準備を行いました。そして、4年生の途中で大学病院勤務に戻り、論文作成の最終段階に入り、先日、投稿したところです。
 当初、留学を目的として、入学を決めた大学院でしたが、様々な事情で、在学中に留学することはできませんでした。しかし、大学院に進学し、研究、論文作成を経験させていただいたことで、臨床の仕事をしていただけでは決して触れたり、考えたりすることがなかったであろう分野に触れることができ、今後、医者として歩んでいくうえでの土台がより厚くなったように感じます。
 私の大学院生活を支えてくださった指導医の先生方、先輩方、医局の先生方、家族に心から感謝したいと思います。
大学院生の声
東島  愛

 私は入局して2年目、医師として4年目の春に大学院生になりました。関連病院に出て臨床的経験を積むか、大学院生になって視野を広げるか、入局して初めての岐路でした。そんな中、「『子宮頸癌と関連するヒトパピローマウイルスに関する研究』と、『胎盤やそこから母体血中に流入している遺伝子を調べて産科合併症の発症メカニズムをさぐる』というような研究があって、先生には産科の方をしてもらったらどうかと思っているんだけど、どう?」という風に三浦先生に声をかけていただいたのが始まりだったのを今でも覚えています。研究の内容を聞いてすぐに興味を持ちました。まだ臨床的に未熟過ぎる自分が、こんなに早く大学院生になっていいものかと思いましたが、タイミングを逃すと研究から遠ざかってしまうような気がしましたし、自分がやりたいと思った時、果たしておもしろいテーマがあるだろうか?考えた時に、興味深いテーマを与えていただける今こそ始まりの時!と考え入学しました。
 大学院生として最初の2年間は大学病院勤務で病棟や外来をしながら研究をし、4ヶ月間研究に専念する期間もいただきました。医局の先生方には臨床的に人員がマイナスになりご迷惑をおかけしましたが、集中して取り組むことができ、感謝しています。早くできるようになりたい盛りの学年で1年以上手術から離れ、臨床的に同期から遅れていることにコンプレックスを抱くこともありましたが、とにかく今しかできないことを精一杯やろうと思いました。2年間で実験の成果はある程度得られ、3年目から4年目は関連病院で臨床に没頭する日々でした。今では臨床的なハンディキャップも全く感じません。
 4年目の冬に学位論文がアクセプトされ、学位を取得することができました。 大学院生時代をともに過ごした仲間達と三浦先生とで、今でも時々集まって食事をします。夜遅くまで実験をともにした仲間は特別です。サプライズで三浦先生の誕生日のお祝いをした時に、とっても喜んでいただけたことを思い出します。多忙な中(当時医局長!)、最初から最後までご指導下さった三浦先生には本当に感謝しています。
 長崎大学産婦人科には周産期領域、生殖内分泌領域、腫瘍・ウイルス学領域(HPVやHTLV-1)など各分野で研究をされている先生方がいらっしゃいます。自分が興味のある分野の先生に気軽に相談してみれば、きっとおもしろい研究ができること間違いなしです!皆さんも次の扉を開いてみませんか?
Department of Obstetrics & Gynecology Nagasaki University School of Medicine

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