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Q2 放射線と人間のかかわり合いは、いつごろからですか。 | ||||||||||||||||||||||||
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地球の誕生は46億年くらい前で、地球上に生命が発生したのが35億年前といわれています。この地球の歴史を推測することも、今から述べる地球上にある放射性物質の半減期を調べることで可能になっています。地球も宇宙の一惑星にしかすぎませんので、初めに地球の「物質としての歴史」を考えてみる必要があります。つまり、星の誕生を考えないと地球の誕生や生命の発生など考えられないほど、気の遠くなるような長い話なのです。 星の原形は宇宙を漂う水素を主体とした物質であると考えられています。これは自分自身の重力で収縮を起こし、その重力エネルギーが熱に変わり、高温となるために水素自身が燃えて核反応を起こします。正確には「水素燃焼」や「ヘリウム燃焼」という核融合反応が次々と起こるのです。 そして、この核反応の結果、星が誕生するのです。現存するすべての物質もこの水素を出発点として作られ、理科の教科書で習う元素周期表を形作っているのです。 地球も核反応の結果誕生したものですから、その内部には百種類以上の放射性物質が残っています。ですから、今でもウランやトリウムなどの放射性物質が採石されますし、気体としてもラドンやトリチウム、クリプトンなどが自然界に存在しています。もともと地球自身が放射性物質を内蔵しているということです。 このような宇宙の歴史の中では、星の爆発や太陽によって宇宙線や地殻から大量の放射線を浴び続けていたと推測されます。それでも生命は生まれ進化を続けています。一方、宇宙や大地からだけではなく、私たちの毎日の食事の中にも天然の放射性物質が含まれているのです。 例えば野菜の中にはカリウム40という放射性物質が存在し、全カリウムの0.012%を占めています。このことは私たちの体内にもカリウム40があることを示しており、実際ヒューマンカウンターで測定すると、すべての人からこのカリウム40が検出されます。表には各食品に含まれる天然の放射性物質の量を示していますが、これらの量では人体への影響は全く心配する必要はありません。
毎年夏、長崎へ研修に来るチェルノブイリ周辺の医師らには、カリウム40以外にセシウム137という原子炉事故による放射性降下物が経口摂取され、体内に蓄積しています。それでも年間被ばく線量にすれば胸のレントゲン写真を1、2枚撮影したぐらいの量で大人は心配ないと言えます。 このように、人間はその生命の誕生前から太陽の光と同様、放射線を浴び続けているのです。微量の放射線が危険かどうかは、わからない部分が多いのですが、温泉好きの日本人は、特にラドン温泉など放射線と身近かにかかわっていることも事実です。 今後も自然界では、宇宙線や放射線の影響抜きでは生命の進化などは語れません。 | ||||||||||||||||||||||||