長崎大学病院第一内科 Department of Immunology and Rheumatology, Department of Clinical Neuroscience and Neurology, Department of Endocrinology and Metabolism, Nagasaki University Graduate School of Biomedical Sciences
  お問い合わせ サイトマップ HOME
教室の歴史 研修システム 関連病院・施設 スタッフ グループ紹介 学生教育 患者さまへ
   
川上教授の紹介
 
HOME>川上教授の紹介>教授就任のあいさつ

教授就任のあいさつ

  平成22年11月1日をもちまして、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科展開医療科学講座 リウマチ免疫病態制御学分野の教授を拝命し、第一内科学教室を主催させていただくことになりました。
 私は学生時代に第一内科の諸先輩方からの入局勧誘を受け、また、当時の第一内科 リウマチ・膠原病班の中心であられた江口勝美先生(前第一内科教授、現佐世保市立総合病院長)、福田孝昭先生(現久留米大学医療センター教授)、峰 雅宣先生(現菅整形外科病院リウマチセンター長)からの折にふれての炎症と免疫の話に興味をそそられ、昭和60年に第一内科に入局しました。その後長崎大学医学部附属病院、日赤長崎原爆病院で研修医生活を送りました。二年間の研修医期間で受け持ったリウマチ・膠原病疾患はかなり少なかったのですが、最初の受け持ち患者が高安動脈炎の方で、また、学生時代からの興味も重なり、昭和62年に第一内科 リウマチ・膠原病班の大学院に進学しました。大学院ではリウマチ滑膜細胞、血管内皮細胞、甲状腺濾胞細胞の副刺激分子の研究を行い、異なる細胞群での細胞接着における普遍性と特殊性の知識を深めることができ、その後の研究にも非常に有益でした。
 大学院を平成3年3月に卒業し、4月からは米国ハーバード大学ダナ・ファーバー癌研究所で2年7ヶ月の留学生活を送りました。留学先のボスのPaul Anderson先生(現ハーバード大学 ブリーガムウーメンズ病院 教授)は当時34歳と非常に若く、精力的でかつとてもスマートで、今でも風貌など当時と全く変わっておられません。留学中の研究テーマはアポトーシス関連分子TIA-1 とTIAR のクローニングと機能解析でした。留学直前に細菌学教室で現長崎大学長の片峰 茂先生から分子生物学実験の手ほどきを受けましたが、このことが非常に役に立ちました。紙面を借りて御礼申し上げます。
 平成5年11月に帰国し、帰国後は基礎研究では留学期間中に得たアポトーシスに関する知識と実験テクニックをもとに関節リウマチ、シェーグレン症候群、バセドウ病の病態とアポトーシスについての研究を、また、臨床研究では平成9年に第一内科の教授に就任された江口勝美先生とともに、関節リウマチの早期診断と予後予測の研究に力を注いでまいりました。今では関節リウマチ早期診断と予後予測のNagasaki scoreとして認知されております。皆様方もご存知の方が多いと思いますが、リウマチ・膠原病と分子標的医療は切っても切れない関係です。今後もおそらく次々と新規生物学的製剤がリウマチ・膠原病の臨床に登場すると思います。基礎と臨床の接点が多い分野ですので、今後も臨床にフィードバックできる研究を目指してゆきたいと思います。
 さて、第一内科はリウマチ・膠原病内科、内分泌・代謝内科、神経内科から構成される教室です。私の使命はリウマチ・膠原病内科のみならず、内分泌・代謝内科や神経内科が得意とする臨床の分野をサポートし、また、研究に関しては共通項が多い部分はリサーチプログレスなどで知識の共有化と効率化をはかり、各グループでオリジナリティーが高い研究に高めてゆくことです。臨床のdutyが増す中で“良医を育成する”、“全身を診る内科医を育成する”ことに加えの“リサーチの継続”は生半可なことでは達成できない時代とは思います。しかしながら医局員各人のポテンシャルは高く、彼らのモチベーションを維持・向上させ、より効率的な体制を構築し、これらに対処したいと思います。
 修練医の先生方にもたくさん入局していただき、その後は大学院で知識を深めてもらいたいと思います。大学院で研究テーマを定め3-4年かけて深く勉強する習慣を身につけることは、その後の臨床医の生活に必ず役に立ちます。特にガイドラインから外れた症例に遭遇した場合には深く考察する習慣が最適の治療法の選択に有意義となるはずです。第一内科では修練医後のコースとしては臨床主体のクリニカルエキスパートコースと研究主体のアカデミックエキスパートコースがあります。研究でも基礎研究あり、疫学研究あり、臨床研究ありと多彩であり、本人の希望に添い、これらコース間の行き来は自由度が高いものとしています。今後も医局員と対話し、変更すべきシステムは随時変え、若手医師が集まり、医局員が上を向いて良い意味で切磋琢磨する環境を整備して行きたいと考えております。


医学生・研修医の皆さまへ
症例・抄読会
川上教授の紹介
教官の素顔
研修医・医員・研究生の横顔
専門グループ紹介
 
国立大学法人長崎大学 Copyright(C)