長崎大学病院第一内科 Department of Immunology and Rheumatology, Department of Clinical Neuroscience and Neurology, Department of Endocrinology and Metabolism, Nagasaki University Graduate School of Biomedical Sciences
  お問い合わせ サイトマップ HOME
教室の歴史 研修システム 関連病院・施設 スタッフ グループ紹介 学生教育 患者さまへ
   
教官の素顔
 
HOME>スタッフ教官の素顔>助教:堀江一郎

助 教:堀江 一郎

助教:古林正和 堀江 一郎 (ほりえ いちろう)

長崎大学病院
内分泌代謝内科(第一内科) 助教
(平成28年1月 現在)
出身校:
平成7年 群馬県立前橋高校 卒
平成15年 長崎大学医学部 卒
専門分野: 内分泌代謝学全般、妊娠糖尿病
趣 味: サッカー(主に観戦)
資 格: 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本内分泌学会 専門医・指導医
日本糖尿病学会 専門医・指導医
日本甲状腺学会 専門医
学 位: 医学博士(平成22年)

 Why am I here?  過去の動機
下記、学歴、職歴の中で、人生の転機となった出来事、
(1)どうして、自分は、第一内科、(2)現在の専門分野を選んだのか?

(1)  学生時に漠然と内科医か総合診療医になりたいと考えていました。当時の(旧)第一内科には消化器・膠原病・神経・内分泌・代謝の5グループが存在しており、何となく肝臓と内分泌に興味があったため第一内科を選びました。
 しかし、今でこそわかる第一内科の良さ、それは代々受け継ぐ「自由な風潮」です。内科医は外科医に比べ、良くも悪くも医師個人の姿勢が強く反映されます。良くわからない症状を診た時、既存の治療法で効果が乏しい時、どれだけ真剣に時間を掛けて診て調べて結論を出すのかが時に患者の予後を大きく変えることがあります。どんなに凄い上級医よりも患者を最も近くで診ている若手医師の判断の方が正しい事がしばしばあります。第一内科ではそれを妨げることを決してしない風潮です。自分が正しいと思った事は、相手が班のチーフであろうと教授であろうと意見できる風潮は第一内科の伝統と思います。
(2)  ①内分泌代謝疾患の病態を考え、診断を行う過程が楽しい。 ②休日や夜間の緊急呼び出しが全内科の中で最も少ない。そのため、ルーチンワーク以外の仕事(研究など)が比較的しやすい。 ③他の内科と比べ、癌患者を診療することが少ないため、精神的な負担が少ない。 ④女性医師の比率が高く、また男性医師も温和な人が多く、総じて雰囲気が良い。

 What am I doing?  今の動機
(1)若い人たちへのアピール(今、自分が、何に夢中になっているのか?仕事のこと、趣味など)
(2)若い人たちへのメッセージ(もし、自分がもう少し若かったら、何をしたいか?もし若い医師と一緒に仕事ができるなら、何がやりたいのか?)

(1)  臨床医としては内分泌疾患から糖尿病・生活習慣病まで深く診れる医師を目指しています。研究としては妊娠糖尿病を主なテーマとしています。現在の日本では妊娠出産年齢の高齢化もあり、全妊婦の12%が妊娠糖尿病を発症します。妊娠中の耐糖能異常は母児の周産期合併症リスクの上昇だけでなく、産後の2型糖尿病発症や児の将来の生活習慣病発症にも関与すると言われていますが、未解明な部分が多いです。実臨床に貢献できるような研究を続けて行きたいと思います。
(2)  我々の仕事は、学生時代にはピンと来ないことが多いと思います。内分泌代謝疾患の多くは慢性疾患であり、一見「地味」な科です。外科や救急科と違い、「今日は人命を救った!」と心から思える日は殆どありません。そんな専門科を選択するのはなかなか勇気のいることかもしれません。研修医の頃、派手さがあって人命を救える循環器内科医に憧れた時もありました。しかし、「時間外の緊急呼び出しが多く、一生の仕事とするには気力が持つかどうか。。。やはり夜くらいはゆっくり休みたい。。」という不純な動機で現在の専門科を選んだ部分も否定できません。
 ですがやればやるほどこの領域は面白く、分からないことが出来てきます。医師になって数年が経過すると、大抵の事には慣れてあまり考えなくなると言われますが、我々の診療科は知的好奇心が強い人には非常に向いていると思います。
 日常診療で我々が扱う疾患の多くは糖尿病です。1型、2型の他、妊娠糖尿病や膵・肝疾患などによる糖尿病など非常に病態は多種多様です。本邦では10人に1人が糖尿病の時代ですので、外来患者数は極めて多く、また病院勤務医の場合は他科入院中の患者の周術期血糖コントロール(主にインスリン治療)を依頼される場面が非常に増えており、どんどん需要が高まっています。その他は特に専門的知識は要求される1型糖尿病と内分泌疾患です。特に内分泌疾患は病態の機序解明が論理的に行えて、種々の臨床像や検査データの異常値が一本の線でつながった時の快感は格別です。
 全国の大学を見渡すと、まだまだ内分泌と糖尿病が医局内で別グループに分かれている所が大半ですが、当科では約10年前に統合されました。従って当科では、両領域を幅広くカバーできる専門医(内分泌専門医と糖尿病専門医の両資格を取得)を育成しています!
 是非少しでも興味のある方は御相談下さい。若い同志を待っています!

 CV  略 歴

 主な学歴・職歴
平成15年 長崎大学病院 第一内科 研修医
平成16年 北九州市立八幡病院 研修医
平成17年 長崎県上五島病院 内科
平成18年 国立病院機構長崎医療センター 内分泌代謝科レジデント
平成19年 長崎大学病院 内分泌代謝内科 医員
平成22年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 (原研分子:永山雄二教授)修了
平成23年 国立病院機構佐賀病院 内科
平成25年 長崎大学病院 内分泌代謝内科 助教

 学会活動
  • 日本内科学会
  • 日本内分泌学会(九州支部評議員)
  • 日本糖尿病学会
  • 日本甲状腺学会
  • 日本糖尿病妊娠学会
  • 日本肥満学会

 受賞
  • 第5回 日本甲状腺学会 若手奨励賞(2008年)
  • 第8回 日本糖尿病学会 九州支部賞(2013年)
  • 第16回 日本糖尿病・妊娠学会 大森賞(2015年)

 代表論文
  1. 夏田 昌子, 堀江 一郎*, 明島 淳也, 法村 文子, 野崎 彩, 原口 愛, 赤澤 諭, 森 良孝, 安藤 隆雄, 世羅 至子, 阿比留 教生, 吉田 敦, 三浦 清徳, 増﨑 英明, 川上 純. 妊娠糖尿病の産後早期の耐糖能異常には、糖負荷後初期のグルカゴン分泌障害が存在する. 糖尿病と妊娠 2016 in press
  2. Horie I*, Ando T, Imaizumi M, Usa T, Kawakami A. Hyperkalemia develops in some thyroidectomized patients undergoing thyroid hormone withdrawal in preparation for radioactive iodine ablation for thyroid carcinoma. Endocr Pract 21:488-494, 2015.
  3. Horie I*, Kawasaki E, Sakanaka A, Takashima M, Maeyama M, Ando T, Hanada H, Kawakami A. Efficacy of nutrition therapy for glucose intolerance in Japanese women diagnosed with gestational diabetes based on IADPSG criteria during early gestation. Diabetes Res Clin Pract 107:400-406, 2015
  4. Horie I, Kawasaki E*, Ando T, Kuwahara H, Abiru N, Usa T, Yamasaki H, Ejima E, Kawakami A. Clinical and genetic characteristics of autoimmune polyglandular syndrome type 3 variant in the Japanese population. J Clin Endocrinol Metab 97:E1043-1050, 2012
  5. Murata F, Horie I*, Ando T, Isomoto E, Hayashi H, Akazawa S, Ueki I, Nakamura K, Kobayashi M, Kuwahara H, Abiru N, Kawasaki E, Yamasaki H, Kawakami A. A case of glycogenic hepatopathy developed in a patient with new-onset fulminant type 1 diabetes: the role of image modalities in diagnosing hepatic glycogen deposition including gradient-dual-echo MRI. Endocr J 59:669-676, 2012
  6. Horie I, Abiru N, Sakamoto H, Iwakura Y, Nagayama Y*. Induction of autoimmune thyroiditis by depletion of CD4+CD25+ regulatory T cells in thyroiditis-resistant IL-17, but not interferon-gamma receptor, knockout nonobese diabetic-H2h4 mice. Endocrinology 152:4448-4454, 2011
  7. Horie I, Abiru N, Saitoh O, Ichikawa T, Iwakura Y, Eguchi K, Nagayama Y*. Distinct role of T helper Type 17 immune response for Graves' hyperthyroidism in mice with different genetic backgrounds. Autoimmunity 44:159-165, 2011
  8. Horie I, Kawasaki E*, Shimomura A, Satoh T, Ueki I, Kuwahara H, Ando T, Abiru N, Usa T, Eguchi K. Emergence of anti-islet autoantibodies in Japanese patients with type 1 diabetes. Endocr J 57: 623-628, 2010
  9. Horie I*, Ando T, Inokuchi N, Mihara Y, Miura S, Imaizumi M, Usa T, Kinoshita N, Sekine I, Kamihara S, Eguchi K. First Japanese patient treated with parathyroid hormone peptide immunization for refractory hypercalcemia caused by metastatic parathyroid carcinoma. Endocr J 57:287-292, 2010
  10. Horie I, Abiru N, Nagayama Y*, Kuriya G, Saitoh O, Ichikawa T, Iwakura Y, Eguchi K. T helper type 17 immune response plays an indispensable role for development of iodine-induced autoimmune thyroiditis in nonobese diabetic-H2h4 mice. Endocrinology 150:5135-5142, 2009



 
国立大学法人長崎大学 Copyright(C)