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  長崎大学病院第二内科【女性医師の会】
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肺腫瘍班

教 官 中村洋一、長島聖二、飯田哲也
医 員 池田喬哉、元島幸平
大学院生 溝口孝輔、竹本真之輔

 肺腫瘍グループは、「がん患者さんの幸福を追求する」ことを活動目標としている。
 肺癌は難治性の腫瘍であり、一病院の自己流の治療では問題解決は得られない。 
我々は病院や診療科の垣根を越えて、長崎胸部腫瘍研究グループ(NTOG)を結成し、統一プロトコールによる診断・治療と新規治療法の開発を行っている。
 プロトコールの成果は米国臨床腫瘍学会(ASCO)や国際誌に発表してきた。
また、ゲフィチニブに代表される分子標的薬の登場は、臨床医といえども基礎医学の知識が必要となっている。我々は臨床の課題と直結した基礎研究を行い、「BenchからBedへ」を実践している。
 しかし、我々が目指しているものは「研究のための研究」ではなく、「目前のがん患者さんの幸せ」である。
がん患者さんと診断と治療の情報を共有し、患者さんの身体面のみならず心理・社会面まで配慮した最善の医療を行うことを原点としている。


臨床について

 悪性腫瘍、とくに肺癌の死亡率は増加の一途をたどり、その対策が急がれている。当科に入院する肺癌患者(新患)さんは、年間約40症例であるが、その多くが進行癌である。私達は、全国的な臨床試験への参加や独自の治療のプロトコールを作成して、肺癌のよりよい治療を目指している。独自のプロトコールでは、論理性と科学性に細心の注意を払い、癌患者さんへの徹底したインフォームド・コンセントに取り組んできた。現在、長崎県内の基幹病院(長崎胸部腫瘍研究グループ、NTOG)との共同研究を行い、その成果は日本肺癌学会や米国臨床腫瘍学会で発表してきた。さらに、将来の総合的な肺癌対策を生み出すために、呼吸器外科や放射線科の先生方とも定期的に会合を重ね、先進的な診断・治療法を提供する体制を整えている。

NTOGの活動理念
(1) 個々に対峙するがん患者さんと世界人類の幸福に貢献する。
(2) 倫理的かつ科学的基盤をもった臨床研究の習得、教育、啓蒙。
(3) Good basic researchとGood clinical researchを実践し、臨床と基礎の対話を推進する。


研究テ−マ

 私達は、"科学性を兼ね備えた臨床腫瘍医の育成"を目標としており、基礎研究は臨床とともに両輪をなしている。現在の癌化学療法の効果は必ずしも満足のいくものではない。そのため、癌治療に直結した下記の研究テーマをかかげ、これらの成果が"病める癌患者さん"にとって一日でも早く福音となるよう精力的に努力している。

 ・多施設共同臨床研究(NTOG)
 ・新規分子標的薬の開発
 ・抗癌剤耐性機構の解明

国立大学法人 長崎大学