医学生・医師の皆さんへ

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キャリアパス

私達が診るのは「病気」だけではありません。
患者さんと、患者さんの家族に寄り添った診療が大切です。

呼吸器内科・感染症内科について

 医学生のみなさんは、呼吸器内科にどのようなイメージを持っていますか。
 研修医のみなさんは、自分が将来どのような医師になりたいか、少しずつイメージが固まってきた頃でしょうか。

 吸器内科医は、「患者さんの話をよく聞き」、「聴診器を当て」、「X線写真を見て」、「鑑別疾患を考えて」、「患者さんにあう治療を提案する」という、子供の頃にイメージするような『内科のお医者さん』です。

 みなさんの多くは、風邪やインフルエンザで近くの病院にかかったことがあると思います。
 上気道炎・感冒やインフルエンザ、喘息、COPDの様なcommon diseaseは呼吸器内科医・感染症内科医の得意とするところです。

 もちろん、common diseaseだけではありません。このような軽症の患者さんから、命に関わる重症な疾患を見つけ出し、適切な治療を行わなければなりません。
 救急車では呼吸不全の患者さんが運ばれてきますし、重症感染症による敗血症性ショックで相談される患者さんもいます。人工呼吸器をはじめとした全身管理を必要とするような、「重症の急性期疾患」もマネジメントできなければなりません。

 そして、最新の癌診療。日本人の死亡原因の第一位は悪性腫瘍で、そのうち最も多いのは肺癌です。
 超音波内視鏡や胸腔鏡下胸膜生検のようなデバイスを使って癌を診断し、組織型や癌遺伝子、患者背景に基いて適切な治療を提案します。
 癌診療では、緩和ケアも大切です。特に肺癌は転移性脳腫瘍、転移性骨腫瘍の多い癌種ですから、患者さんのQOLを高めるための方策を常に考えています。

 私達が診るのは「病気」だけではありません。
 患者さんと、患者さんの家族に寄り添った診療が大切です。

 みなさんはどんな医師になりたいですか?
 将来のイメージが固まっている人も、まだイメージがはっきりせず幅広く内科診療したい人も、ぜひ私達と一緒に働きましょう!

呼吸器学会に入ろう!

呼吸器内科・感染症内科で日常的に行う手技
  • 気管支内視鏡
  • 気管内挿管
  • 局所麻酔下での胸腔鏡下胸膜生検
  • 中心静脈路の確保
  • 胸腔ドレーンの挿入
  • グラム染色・抗酸菌染色・培養
  • 腰椎穿刺
  • 呼気NO測定
  • 呼吸抵抗測定(モストグラフ)
  • 気道過敏性検査(アストグラフ)

 指導医のもと、安全に手技を行えるように心がけています。
 気管支内視鏡検査は、まず3Dシミュレーターでの練習を行います。十分に手順を確認してから実施しています。病理診断科スタッフもカンファランスに参加して頂いており、気管支鏡検査の結果はミクロ像を提示しながらフィードバックを行っています。



プレゼンテーションや病歴要約の指導

 カンファランスに時間をかけるのは大学病院ならでは。
 最初は準備に時間がかかるかもしれませんが、疾患や患者さんの病状理解を深めるため、他の医師に簡潔に病状を伝えられるスキルを磨くため、また学会発表にむけて、カンファランスでの日常的なプレゼンテーションは重要です。
 日本内科学会 内科認定医、総合内科専門医の取得には適切な病歴要約を作成しなければなりません。特に内科医をめざす場合は、研修時からサマリー記載のトレーニングが必要です。当科では指導医が病歴要約のチェック、指導も行います。



専門医を取ろう!

当科で取得できる主な学会認定医、専門医

学会認定医・認定資格 学会専門医・指導医
日本内科学会 内科認定医
がん治療認定医
結核・抗酸菌症認定医
日本医師会 認定産業医
Infection Control Doctor
日本内科学会 総合内科専門医
日本呼吸器学会(※)http://www.jrs.or.jp/modules/about/index.php?content_id=37
日本感染症学会(※)
日本アレルギー学会(※)
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医(※)
日本呼吸器内視鏡学会
日本禁煙学会
日本結核病学会 結核・抗酸菌症指導医
日本化学療法学会 抗菌化学療法指導医
日本医真菌学会

※新専門医制度で「サブスペシャリティ領域」として挙げられている学会

 2018年から新内科専門医制度が開始される予定です。長崎大学病院では「内科ハブセンター」が設置され、専門医の取得を全力でサポートします!関連病院にサブスペシャリティ領域専門医を取得するための学会認定施設が多いのも、当科のメリットです。
 現行制度の内科認定医申請(最短で卒後3年目末に申請書類作成)の際も、指導医が症例レポートのチェック、試験の相談に乗っています。

(2016年12月現在)


学会で発表しよう!チャンスがあれば論文を書こう!

 初期研修医・後期研修医ともに、積極的に学会で発表できるようにサポートしています。上手なスライド作成やプレゼンテーションにはコツがあります。当科では経験豊富なスタッフが協力して、学会発表の指導をしています。
 また、専門医取得のために論文が申請要件になっている学会もあります。例えば呼吸器専門医の申請要件は「呼吸器病学関係の論文3編以上および呼吸器関連学会での発表3編以上を含まなければならない」となっています(2016年11月現在)。医師はリサーチマインドも大切ですから、診療のみでは専門医が取得できないのです。貴重な経験をできるだけ活かせるよう、指導医が論文作成の背中を押し、執筆も指導します!



病院見学について

 毎年たくさんの医学生、研修医のみなさんが見学に来ています。
 医学生、研修医ともに、長崎大学病院 医療教育開発センターもしくは長崎 新・鳴滝塾からエントリーをお願いします。
 後期研修を修了され、途中入局を考えている方は電話もしくはメールで直接ご連絡ください。


初期研修・後期研修

 当院での研修のしくみは、長崎大学病院 医療教育開発センターのHPをご覧ください。
 内科系を考えている研修医はもちろん、「外科系志望だけど呼吸器や読影の勉強をしたい」、「具体的な将来のイメージは決まっていないけど、内科は勉強しておきたい」という研修医の皆さんも、ぜひ当科をローテートして下さい!
 最初は入局を決めずに、内科全体でローテートをすることも可能です。


内科専門研修

 新・内科専門医制度では、現在の認定内科医試験よりも、多岐にわたる症例の経験が必要となってきます。
 長崎大学病院は責任をもって、みなさんが内科専門医を取得できるように2015年度より内科専門医育成所(通称:内科ハブセンター)を設立し、サポートしています。

詳細はこちら

入局後の進路はどうする?

 呼吸器内科、感染症内科の入局後は、長崎大学病院や関連病院で研鑽を積んでいきます。まずは内科認定医や、各種学会専門医の取得を目指しましょう。
 当科は長崎県内に多数の関連病院・施設がありますので、「臨床最前線で働きたい」「研究がしたい」「教育に関わりたい」「開業がしたい」「海外留学がしたい」など、いろいろな希望に応えることができます。また、医師同士の結婚による異動や、産休・育休の対応などは、可能な限り配慮するようにしています。

 図は一例です。それぞれの希望や適性に合わせて働き方を選ぶことができます。