医局紹介

呼吸器内科について

 呼吸器内科では上気道から気管支、肺、胸膜に至る呼吸器系疾患を診療します。
 2015年の統計では、日本人の死亡原因は①悪性腫瘍、②心疾患、③肺炎となりました。また悪性腫瘍で死亡する患者さんのうちで最も多いのは肺癌です。外来診療では上気道炎やインフルエンザといったcommon diseaseの対応のほか、喘息・COPD・睡眠時無呼吸症候群などの長期管理も重要で、この様な病気を抱えた外来患者さんはとても多く、ますます増加傾向にあります。さらに間質性肺炎をはじめとした自己免疫疾患も診療します。睡眠時無呼吸症候群やニコチン依存症といった、生活習慣と関連した疾患もあります。
 このように、呼吸器内科は「腫瘍」「感染症」「自己免疫疾患・膠原病」「アレルギー疾患」「肺循環疾患」「生活習慣病」といった多岐にわたる疾患を診なければなりません。

長崎大学病院 呼吸器内科では主に3つの専門グループに分かれて診療しています。

急性期から慢性期まで
  • 呼吸不全で救急搬送された患者さんを救命する:気管内挿管から全身管理を行う必要があります。
  • 不明熱の鑑別をする:多岐にわたる疾患を鑑別する必要があります。内科医の腕の見せどころ!
  • 最新の癌治療:日本人の癌死亡率の1位は肺癌です。適切なステージングと、最新のエビデンスに基づく、最も患者さんにあった癌治療を行います。
  • 緩和医療:緩和医療は終末期だけのケアではなく、癌の診断時から始まります。また、癌以外の疾患も対象になります。
  • 外来化学療法:患者さんのQOL(生活の質)を高めるため、外来化学療法も積極的に行っています。
  • COPD、気管支喘息、間質性肺炎、慢性気道感染症といった慢性疾患の長期管理:重症の慢性疾患患者さんの病状を安定させ、「入院しないで済むように」外来で治療するのも、腕の見せどころです。

安らかな最期まで

肺癌に対する内科治療は、分子標的治療薬の登場により2000年台に入って大きく進歩しました。しかし残念ながら、癌で亡くなる方が多いのも事実です。
 呼吸器内科では最新のエビデンスに基づく癌治療に加え、緩和医療も日常的に学ぶことができます。また、緩和ケアチーム、地域医療連携センター、地域の病院や診療所と連携し、在宅医療への移行にも力を入れています。


いつでも感染症コンサルト

感染症グループでは、院内・院外からの感染症コンサルトも随時受けています。
呼吸器感染症だけではなく、全科の感染症が対象です。

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他科との連携も重要

定期的な他科連携として、下記のようなカンファレンス・勉強会・回診も定期開催されています。

  • 呼吸器内科・外科・放射線科カンファランス
  • 肺移植カンファランス
  • キャンサーボード(院内の癌を診療する全科が対象)
  • 呼吸ケアチーム回診
  • 感染症内科合同カンファランス
  • 感染症・血液内科合同カンファランス
  • HIVカンファランス
  • 画像診断読影会(長崎市近隣病院合同)
  • 臨床感染症研究会(長崎市近隣病院合同)