教室の沿革
 当教室は平成20年7月に、第二内科循環器グループと第三内科を統合し、新しい循環器内科学の教室として開講しました。
統合前の歴史としては、第二内科は大正12年の初代山田基教授のもと開講され、そして第二内科循環器グループは、昭和43年頃より藤原恒夫先生を中心に専門的な心疾患の診療と研究が行われ始めました。研究としては、母体となる第二内科が肺疾患を扱っていた関係もあり、主に肺循環に関する研究を行ってきました。一方の第三内科は、昭和46年に第一内科から初代橋場邦武教授以下十数名の循環器スタッフが移籍して開講されました。平成4年に矢野捷介教授に引き継がれ、研究としては、主に不整脈の研究を行ってきましたが、高血圧・心筋症に関する基礎研究や放射線影響研究所での疫学研究なども行ってきました。
大学の臓器別診療研究体制への再編にて、1つの循環器内科として歩みだしてまだ間もない当科ですが、着実にその足跡は残し始めています。今後、さらに患者さんのより良い治療を目指して、臨床や研究に取り組んでいきたいと思います。
教室の歩み
教室の歩み