学生・若手医師の皆さんへ
 学生の皆さん、若手医師の皆さん、当教室のホームページをご覧下さりありがとうございます。当教室は、平成20年7月に第2内科循環器グループと第3内科を統合して新しい循環器内科学教室となりました。まだ若い教室ですが、和気藹々とした雰囲気の中で、診療、教育、研究に励んでいます。当教室の研修方針、研究内容、キャリアアップの流れについて紹介します。
研修の方針
 当教室では狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全、弁膜症、心筋症、高血圧、肺動脈疾患、大動脈疾患など循環器疾患全般的な診療を行っています。心臓血管外科と同じフロアーで診療しており、常時連携を蜜にして迅速的確な治療が可能になっているのが強みです。別記のように年々診療実績も伸びています。初期研修では、長崎大学病院群の研修プログラムの中で、内科研修期間内に2−3月程度の研修で回ってきますが、選択科目としてローテーションすると1年間の研修も可能です。循環器内科は将来どの科を選択するにも診療の基本となる科です。初期研修では、単に循環器疾患の知識や、手技の習得のみならず、病歴、理学所見を重視し、自分で考え解決して行く能力を養うとともに、プレゼンテーション能力の向上も重視しています。
 後期研修では、不整脈、虚血性心疾患、心不全などの患者さんをバランス良く担当してもらうとともに、ペースメーカー植え込み、電気生理学的検査、心臓カテーテル、心エコー、核医学など循環器全般にわたる手技も習得してもらい、循環器専門医の取得が可能なコースを整えています。また内科他科や関連病院と連携をとりながら、総合的な内科研修ができるようにも配慮しています。さらにAdvanceなコースとして、国内の先進的な循環器診療を行っている病院とも人事交流を行っています。
研究について
 循環器疾患の治療法は急速に進歩していますが、まだまだ治療できない疾患も数多く残されており、新しい治療法の開発、応用にも取り組んでいます。研究を経験することにより、病態の本質に迫る視点を養うことができ、そのことが視野の広い、奧の深い診療にも結びつくと考えます。研究内容は別に詳述しますが、臨床研究のみならず、H22年8月には新しい実験室も完成し、基礎研究もできる環境が整っています。またさらに研究を継続したい場合には国内、あるいは海外留学を勧めています。基礎研究、トランスレーショナルリサーチを展開して、新しい診断法、治療法の開発に結びつけて行ければと考えています。

 当教室はまだまだ若い科ですが、是非若い皆さんといっしょに仕事ができれば幸いです。いつでもEmailでの問い合わせや教室の見学歓迎ですので、是非連絡を下さい。
連絡先: maemura@nagasaki-u.ac.jp    前村浩二
長崎大学循環器内科学教室
教授 前村 浩二
臨床実習、高次臨床実習
初期臨床研修について (長崎大学病院 医療教育開発センター)
長崎大学病院臨床教育・研修センター[(医科系)初期臨床研修]
専門医制度と内科医、内科研修・循環器内科研修
循環器内科週間予定表(PDF)
クリクラ (6年次 クリニカルクラークシップ)・研修医の声
1. 出産・育児・介護との両立支援、2. キャリアアップの支援
長崎大学病院 循環器内科でのキャリアパスとワークライフバランスへの取り組み
動脈硬化・虚血性心疾患グループ、不整脈グループ、心エコーグループ、肺循環グループ、高血圧・時間生物学グループ
再生医療グループ、疫学グループ、心臓リハビリテーショングループ、重症心不全(補助人工心臓)グループ
長崎市内、長崎県内、国内、国外
関連学会リンク