長崎大学医学部附属動物実験施設


動物実験施設間における系統動物の分与に関するガイドライン

国立大学動物実験施設協議会 
昭和59年5月31日 平成5年5月20日改訂
  1. 動物実験施設(以下「施設」という)間における、系統動物の分与は、このガイドラインに従うものとする。
  2. 分与する動物(以下「分与動物」という)
    1. (1) 分与動物は、種親動物のみとし、実験に供する動物の分与は行わない。
      (2) 分与動物は、分与する施設(以下「分与施設」という)の系統維持集団の動物、またはその仔動物とする。
      (3) 分与動物数は、分与を受ける施設(以下「被分与施設」という)が、系統維持に必要な最小限の動物数とする。
      (4) 分与動物は、外見上健康で、かつ[注]に掲げる病原微生物を保有しないことを原則とする。
  3. 分与の方法とそれに伴う経済的負担
    1. (1) 分与の申込及び、受領の確認は別紙文書によることとし、分与施設はこれを保持するものとする。
      (2) 動物の受け渡しは、原則として分与施設において行う。
      (3) 動物の受け渡しが、前項によらない場合は、それに要する経済的負担及び輸送中に生じた事故等に関する責任は、被分与施設が負うものとする。
  4. 分与施設 分与施設は、分与動物に関する以下の情報を、被分与施設に伝えるものとする。
    1. (1) 分与動物の系統名(亜系統名があれば亜系統名)、近交世代数、生年月日、産次、雌雄比など。
      (2) 系統の由来:分与施設が入手した機関名、入手年月、入手時の近交世代数など。
      (3) 飼育環境:分与施設における飼育環境が、barrier system、open system、isolation system 等のいずれかであるかなど。
      (4) その他:繁殖成績、標識遺伝子、特徴、微生物学的検査成績、他系統からの貰い乳の有無。

    なお[注]に掲げる病原微生物を保有するときは、分与に先だって、被分与施設の了解を得ることとする。

  5. 被分与施設 被分与施設では、次の事項を遵守するものとする。
    1. (1) 分与施設からの情報を保管すること。
      (2) 分与動物は、一定期間隔離飼育し、検疫を実施すること。
      (3) 分与施設からの情報と異なるか、あるいは新しい知見を得たときは、分与施設に報告すること。
      (4) 他機関に孫分与する時は、分与施設の了解を得てから行うこと。

[注]分与動物が原則として保有しないことが望ましい病原微生物

マウス、ラット等

LCMウイルス エクトロメリアウイルス センダイウイルス(HVJ)マウス肝炎ウイルス(MHV) ポリオーマウイルス ラットコロナウイルス マイコプラズマ  ネズミコリネ菌 サルモネラ パスツレラ マウスティザー菌 ラットティザー菌  気管支敗血症菌 腸粘膜肥厚症菌 緑膿菌 皮膚糸状菌等の病原真菌 蟯虫等の内 部寄生虫 ケモチダニ等の外部寄生虫

モルモット

溶血レンサ球菌 気管支敗血症菌 肺炎球菌 サルモネラ コクシジュウム等の寄生原虫 ハジラミ等の外部寄生虫 

ウサギ

パスツレラ ブドウ球菌 気管支敗血症菌 コクシジュウム等の寄生原虫 キュウセンヒダニ等の外部寄生虫

上記の他、特にマウス、ラット等においては、分与コロニー内に流行性出血熱(=腎症候性出血熱)ウイルスに対する抗体保有動物がいないこと。

改訂箇所

3.分与の方法とそれに伴う経済的負担 (1) 動物の受け渡し・・・(2) 動物の受け渡しが、前項によらない場合・・・の部分を 3.分与の方法とそれに伴う経済的負担 (1) 分与の申込及び、受領の確認は別紙文書によることとし、分与施設はこれを保存するものとする。(2) 動物の受け渡し・・・(3) 動物の受け渡しが、前項によらない場合・・・とする。 (1) を挿入して旧 (1) 以下を繰り下げ、別紙1、2を添付する。

(別紙1)

年 月 日

○○大学附属動物実験施設殿

                 所属              

    氏名           印  

                  連絡先 〒  宛名         

電話/FAX番号          

系統動物分与申込書

    下記により貴施設で維持されている動物の分与をお願い致します。

      動物種


      系統
      分与希望数

      分与を希望する理由(差し支えのない範囲で)






    なお、分与の申込にあたり、国立大学動物実験施設協議会の系統動物分与に関するガイド ラインの趣旨に従うことを申し添えます。


(別紙2)   

              年 月 日

○○大学附属動物実験施設殿                          所属             

氏名          印  

動物受領書

 下記の分与動物を確かに受領致しました。

      動物種




      系統




      匹数