九州法医学ワークショップ INDEX
 
ホーム九州法医学ワークショップ平成26年11月22日ー 11月23日>ミュンヘン大学法医学教室:Lisa Wingenfeld


「日独交流を求めて10年」

  ミュンヘン法医学研究所
リサ ウィンゲンフェルト

 父がドイツ人で母が日本人であることから日独の環境の中で育ちましたが、日独交流を意識し始めたのは医学部を卒業してからでした。ドイツは学生のうちから海外交流がしやすい環境が作られています。また学生の積極性が求められます。海外交流において、言葉のバリア以外にも国民性の違いなど、苦労することも沢山あります。ただし、ほかの国でのシステムを見ることによって、また違う観点からものを見られるようになるなど、苦労する甲斐があります。

 ドイツの法医学研究所は日本とかなり違う点が多々あります。特にミュンヘンの法医学研究所はいろいろな分野を専門にした先生が働いており、さまざまな視点から法医学が学べます。もともと法医学分野での日独交流は長い歴史を持っていますが、この交友関係を大事にして、それぞれの国の利点を取り入れることによって法医学のさらなる発展につながっていくと思います。また違う国の人と意見の交換をすることによって新しい研究のアイディアが生まれるきっかけにもなります。

質問
- 具体的にドイツに留学したらなにができるのか。医師として働けるのか。
- 留学までの手順は。
- どこまでの実務が必要か。
- アメリカの様に責任者として解剖ができるのか。

応答(まとめ)
- 医師、責任者として働くためには留学の手続きが簡単ではない。ある程度のドイツ語能力が必要。
- 研究員として留学するのであれば手続きは簡単。研究員でも解剖の手伝い、生体鑑定の見学、裁判の見学などは問題なくできる。

 講義のあとに何人かの学生が将来的にドイツ留学することにかなり興味をもって、話しかけてくれました。

 海外交流にはまず人とのつながりが大切になっていきます。このワークショップでも多くの人と知り合うことができました。ひとつひとつの出会いを大切に!

 
法医学教室について
教授挨拶
スタッフ紹介
業務・研究内容
ご遺族の皆様へ
死因究明医育成センター
九州法医学ワークショップ
法医学の医師になろう!高校生の皆さまへ
業績
大学院生募集
関連リンク
お問い合わせ
国立大学法人 長崎大学  
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻社会医療科学講座
法医学分野 (長崎大学医学部法医学)
〒852-8523 長崎市坂本1丁目12番−4号 基礎棟6F
tel. 095-819-7076 / fax. 095-819-7078 
E-mail
forensic_med_nagasaki@ml.nagasaki-u.ac.jp
※@(全角)を@(半角)に変更して送信ください。
 
Copyright(C)