御礼の言葉

医学部長:下川功
医学部長 下川 功
下川功
原爆後障害医療研究所長
永山 雄二
  • 長崎大学医学部
  • 長崎大学原爆後障害医療研究所
  • 長崎大学薬学部
  • 長崎大学病院
 昭和20年8月9日午前11時2分の原子爆弾投下から今年で70周年を迎えました。医学部長及び原爆後障害医療研究所長が共同代表を務めさせていただいて記念事業を計画し、多くの方々からご支援をいただき、無事に事業を終えることができました。皆様方からのご支援で、まずキャンパス整備として、グビロが丘の整備と医学部キャンパス中庭への献花台の設置、被ばく遺構の移設を執り行うことができました。これらは原爆慰霊祭の際にお披露目させていただきました。また原爆復興60周年記念事業に続き、写真・資料展示を行い、今回は旧佐賀県立病院(現佐賀県医療センター好生館)における被爆者診察記録と、故調来助博士が中心となり原爆投下直後に実施された約6,000人の原子爆弾災害調査票が新たに展示に加わりました。いずれも医学的にも貴重な資料です。展示期間中には1,200人もの多くの方々にご見学いただき、この場を借りて感謝申し上げます。その他にも思い出の手記「忘れな草」の復刻版の作製・原子爆弾救護報告書修復等多くの実りある事業を行うことができました。長崎・広島では被爆者の平均年齢も80才近くなり、長崎医科大学原爆遺族者の方々もさらなる高齢化を迎えています。今後長崎医科大学の被爆の歴史、さらには長崎・:広島の被爆経験をどのように継承していくか検討が必要と考えます。今後とも引き続きのご助言・ご支援をお願いいたします。
 以上簡単ですが、お礼の言葉に代えさせていただきます。
2015年11月1日
原爆復興70周年記念事業会 協同代表
下川 功 永山 雄二