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抗菌薬が開発されワクチンが普及した20世紀後半は感染症、とりわけ伝染病の制圧が急速に拡がり、20世紀における医学の最大の進歩の一つに数えられる。しかしながら感染症は依然として世界の死因をリードするものであり、わが国においても直接間接に多くの人の死因となっている。
また近年になって新興・再興感染症と呼ばれる一群の感染症が大きな脅威となって人類を脅かすようになった。この中にはエイズを起こすHIV・新型肺炎SARSをおこす新型コロナウイルスそして鳥インフルエンザのようなウイルスや、院内感染で大きな問題を引き起こすMRSAなどの耐性菌や、これまでに開発された多くの薬剤に耐性を示す結核菌やマラリア原虫や、牛に狂牛病・人に新型クロイツフェルト・ヤコブ病を起こすプリオンなどが含まれる。
長崎大学は、成人T細胞白血病ウイルスや肝炎ウイルスの多発地域であるという地域特殊性に加え、熱帯医学の研究に特化した日本唯一の熱帯医学研究所を有し、感染症研究の分野でこれまでにも大きな貢献を果たしてきた。そこで新興・再興感染症の制圧に向けた社会の強い要請に応えるべく、平成12年に新興感染症病態制御学系(独立専攻)が、医学部から独立した大学院専従組織として誕生した。その後長崎大学に大学院医歯薬学総合研究科が設立するのに際して、その中の専攻の一つとして再編成され現在に至っている。
本専攻では、上に掲げたような新興感染症を中心に、社会的要請度の高い感染症に標的をしぼって病態を理解し、効果的な診断・治療・予防法を開発するための研究・教育を、基礎研究・臨床医学・保健行政・国際協力の各方面から行っていく。 |
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and Immunology,
Nagasaki University Graduate School of Biomedical Sciences
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