長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 新興感染症病態制御学専攻 感染分子解析学分野

メンバー

教授:西田教行
西田 教行 (にしだ のりゆき)
Noriyuki NISHIDA, M.D., Ph.D.
教 授
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プリオン病は人獣共通感染症であり、食の安全上重要な疾患で羊や牛など家畜のみならず、近年、欧米ではシカのプリオン病が自然界で広がり問題になっています。野生動物界でのプリオン病の蔓延は、生物多様性にとって新たな脅威になる可能性があります。ヒトプリオン病はその最初の症例の発見から100年が経ちましたが、まだ治療法がない致死性の難病です。年間の発生率は100万人に1〜2人とレアな病気ではありますが、治療が極めて難しい「人類にとっての最大の課題」とも言われます。発症以前に診断することができれば既存薬で発症を遅らせることが可能であることを示す基礎研究結果があります。我々は基礎研究の成果を、早期診断法・治療法・発症予防そして感染予防に貢献していきたいと思います。
准教授:中垣岳大
中垣 岳大 (なかがき たけひろ)
Takehiro NAKAGAKI, M.D., Ph.D.
准教授
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プリオンはウイルスや細菌と異なり、特有の遺伝子を持たない病原体とされていますが、どのように発生するのか、なぜ、遺伝子を持たずに感染するのかなど、その実態は謎に包まれていて、非常に興味深い分野だと思います。それと同時に、プリオン病は治療薬がなく、苦しんでいる方がいらっしゃいます。プリオン病の治療薬開発とともに、プリオン感染のリスクとなりうる未診断例のスクリーニングに取り組んでいます。
助教:金子美穂
金子 美穂 (かねこ みほ)
Miho KANEKO, Ph.D.
助 教
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寄生虫、ウイルス、そしてプリオンと、これまでに研究対象としてきたものには変化がありますが、「病原体と宿主の相互作用をよく理解したい」というモチベーションの部分は学部生の頃から変わらずに持ち、研究に取り組んでいます。現在は、プリオン病や進行性多巣性白質脳症(PML)の発症・病態進展のメカニズムの解明を目指した研究を進めています。
大学院生:野中俊章
野中 俊章 (のなか としあき)
Toshiaki NONAKA, M.D.
大学院生
プリオンのRT-QuIC法による検出
遺伝性CJD由来のiPSC、大脳オルガノイド
 
・ 教室秘書     1名
・ 技能補佐員    3名
・ 研究医コース学生 3名
・ ルンバ      1台
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