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長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
眼科・視覚科学分野
教授 北岡 隆
教授:北岡 隆

 長崎大学眼科学教室のホームページを訪ねていただきありがとうございます。

 長崎大学の眼科の歴史は、開学の祖であるポンペ・ファン・メーデルフォールト(オランダ海軍軍医・医学伝習所教授)が、1861年に日本で初めて医学伝習所で系統だった眼科講義を行った時に始まります。ポンペは1857年から医学基礎教育から始め、1861年には近代西洋医学教育病院である養生所を立ち上げてもいます。2011年には長崎大学眼科開講150周年の記念誌を発刊することもできました。このように日本で最も古い歴史を持つ眼科学教室の一つとして先人達が基礎をつくってくれました(教室紹介の項参照)。

 長崎大学眼科の特徴はほぼすべての眼科のサブスペシャルティを網羅しているということで、特に私の専門である網膜硝子体疾患では基礎・臨床研究ともに世界のトップに比肩できる内容となっています。また角膜疾患では長崎アイバンクの協力のもと角膜移植件数は国内トップクラスです。その中でも角膜内皮移植を積極的に行っており、基礎研究でも角膜上皮電気抵抗を用いて様々な疾患・薬剤の影響を研究しています。

 もう一つの特徴は女性医師が多く、産休・育休が取りやすく、その後の職場復帰もほぼ100%で、女性に働きやすい環境を提供しています。また男性医師も家庭の事情(育児、妻の病気等)でのお休みを取りやすくしています。これはORT(視能訓練士)が9名、医局関係のコメディカル5名と医局員をサポートする体制が整っているからです。また眼科の検査機器・手術機器が充実しており(後眼部OCT4台、前眼部OCT2台、眼底血流計1台、オプトス、RetCam、最新の白内障硝子体手術装置4台、白内障手術装置3台等々)医局員一同やる気に満ちて臨床、研究にあたっています。

 長崎へお越しの節は是非一度お立ち寄りください。
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