教育
私たちは長崎大学において、以下の科目の教育を担当しています。
講義・実習について質問がある学生は薬理学教室まで。
- 医学部医学科
- 薬理系講義・実習(2年後期-4年前期、講義23時限、実習8時限)
- 循環器系講義(2年後期、講義6時限)
- 脳神経系講義(3年、講義4時限)
- 内分泌代謝栄養系講義(3年前期、講義4時限)
- 血液リンパ系講義(2年後期、講義1時限)
- 呼吸器系講義(3年、講義1時限)
- 消化器系講義(3年、講義1時限)
- 東洋医学講義(4年後期、8時限)
- リサーチセミナー(3年後期、36時限、履修選択者のみ)
- 医学ゼミ(2-3年前後期、各期15時限、履修選択者のみ)
- 初年次セミナー(1年前期、15時限)
- 研究室配属実習(通年)
- 医学部保健学科
- 薬理学講義(分担、2年前期、11時限)
- 薬学部
- 基礎生物学II(2年前期、1時限)
- 薬学概論III(2年後期、2時限)
- 薬理学I(2年生後期、1時限)
- 実践薬学 I, II(4年生前後期、2時限)
医学部医学科
薬理系講義・実習
・講義
薬理学総論、及び臓器機能別薬物の作用機序並びに各病態における薬物応用理論、さらに医薬品創薬について講義を行います。課題レポート、小テストは毎回行われます。講義にLACS(主体的学習促進システム、https://lacs.nagasaki-u.ac.jp/)を活用しています。使用法がわからないときは遠慮無く教員に聞いてください。
・実習
以下の項目について実習を行います。全ての実習を受け、レポートを提出することが、筆記試験受験のための必修課題です。①生体循環モデル系を用いた自律神経作用薬による血圧制御、②モルモット気管支腸管摘出標本を用いた平滑筋に作用する薬の作用、③中枢神経作用薬のマウスの行動に及ぼす影響の評価、④自らが被験者、試験者となるカフェインの作業効率に対する作用の二重盲検法による評価
東洋医学講義
保険適応の医療用薬剤として漢方薬は30年以上の歴史があり、多くの医師が様々な疾患の治療に漢方薬を使用しています。日本の漢方薬は、米国など海外でも治療体系に組み込まれています。この講義では診療に必要な和漢薬治療の基本、漢方薬の基礎概念を学びます。同時に、より実践的な漢方薬を用いた薬物療法の論理を学び、将来臨床の場において「自家薬籠中の薬(P-drug)」を形成する基盤の一つとなること目標としています。
リサーチセミナー
「シナプス膜タンパク質の分子機能と生理的役割」、「モノアミン神経系・オピオイド神経系の発達と機能」に関連したテーマを選び、8週間のリサーチセミナー期間中、毎日研究室に来て、教官の一対一の指導のもとに研究活動を行います。
医学ゼミ
最先端の研究内容が発表されている英語論文を選んで、抄読会を行っています。研究の背景、意義を深く理解して、自分なりの展望を持つことを目標としています。勉強したことを発表することについても十分な練習の場となります。
医学部保健学科
薬理学講義
薬物の作用機序を学ぶとともに薬物療法に必要な体内動態、医薬品の剤形と投与方法、副作用、毒性など薬物の基礎・臨床の知識を身に付けます。合理的な治療には、薬物に関する医師、薬剤師、看護師、作業・理学療法士の綿密な連携が必要で、薬理学はその連携を支える共通の知識体系です。
総論、神経、循環、呼吸器、消化器、血液、感染症、腫瘍、漢方について系統的に薬理学の講義を行っています。薬物動態学等については薬剤部、抗炎症薬・抗アレルギー薬・免疫治療薬については歯科薬理学教室が担当しています。
薬学部
薬学部 神経回路生物学分野(連携講座)として
講義では「臨床研究、動物実験、遺伝子組換え実験と法律、疾患モデル動物を用いた研究」を担当しています。教室配属実習では「モノアミン神経系・オピオイド神経系の発達と機能」について、分子細胞生物学的解析、形態学的解析、行動学的解析、バイオインフォマティクス解析、論文作成などの研究指導を行います。