秋冷の候、会員の皆様におかれましては益々ご清祥のことと存じ上げます。
このたび小島佐古の丘にある旧佐古小学校跡地で2015年10月に養生所遺跡が、2017年8月に分析究理所遺跡が発見されました。日本近代医学の発祥地遺跡を保存すべく長崎大学と同医学部は努力してきました。しかし既定の旧佐古小学校跡地に仁田佐古小学校の新校舎と体育館を建てる計画の転換は難しく、遺跡を破壊する新校舎のための杭打ち工事議案が9月の長崎市議会に提出されました。長崎大学と医学部の長崎市への要望を鑑み、市議会は長崎大学との協議が成立するまで継続審議とし、一時しのぎはできましたが、長崎市に既定方針の転換の気配はうかがえません。
養生所・医学所・分析究理所と長崎医学校等の遺跡を全面保存するには住民投票によるしかないと市民3団体が、養生所等遺跡の完全保存を実現する市民の会を設立しました。住民投票条例制定請求の代表者3人のうちの一人は長崎大学名誉教授の相川忠臣氏です。
どうかお送りした資料で、養生所・分析究理所等遺跡の価値を再認識していただき、住民投票条例制定請求のご署名にご協力ください。長崎市と長崎市議会を動かすほどの署名が集まる事をこころから願っております。
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