研究
■ Social Psychiatry
社会精神医学という言葉は、あまりなじみが無いかもしれません。
私たちは、これまでWHO(世界保健機関)が世界的に行った疫学調査の一環として、長崎市内のお住まいの方々の身体的・精神的な健康状態について対面調査 を行ったり、統合失調症の方々の長期転帰について調査したり、被爆を体験された方々や普賢岳災害を経験された方々の心身の健康について調査を行っています。
これらの調査から、日本におけるうつ病などの有病率などが明らかとなりました。このことは、日本における大規模疫学調査の結果得られ た重要なエビデンスと言えます。また、統合失調症についても決して予後の不良な方ばかりでないことがわかりましたし、被爆体験や普賢岳災害というトラウマ ティック・ストレスが、心身に影響を与えていることが認められました。現在は、日本の精神保健に関する知識やあり方についてのデータも収集しているところです。

このように、精神医学は、社会と密接に関連しています。これらの社会精神医学的アプローチで得られたデータが、少しでも今後の精神保健に役立てられることを願っています。
■ Biological Psychiatry
当教室では、以前より分子生物学的研究や画像研究など、生物学的精神医学研究を盛んに行っています。
これまで中心になっていたのは双生児研究、つまり一卵性双生児でありながらお一人は統合失調症を発症され、お一人は健常であるという方々にご協力いただき、遺伝的な差異を検討することでした。
最近、黒滝直弘講師が中心となって、近親婚家系を用いた遺伝研究を行い、高い評価を得ています。
現在、精神疾患の遺伝研究は多国籍多大学共同研究グループによる大規模な関連解析、連鎖解析が主流となっていますが、まだはっきりとした原因が同定でき ていない状況です。統合失調症はどうやら直接的な遺伝病とはいえず、関連遺伝子あるいは候補遺伝子は50〜100にものぼっており、恐らくはこうした影響 力の弱い遺伝子が相互に作用しながら発症の脆弱性が形成されていくと考えられています。

こうしたこともあって、遺伝子治療という頂上には雲がかかって見えない状況にありますが、当研究室では他の研究グループとは違ったユ ニークな方法を用いて独自の研究を行っています。せめて遺伝的素因をもった方に発症の予防策を講じていただけるようなところまで漕ぎつけたいと願っていま す。そのためにも、多くの患者様、ご家族に、ご理解とご協力をお願いしたいと思っています。
■ Clinical Psychiatry
臨床研究の分野は精神病理、精神分析、臨床精神薬理、画像診断研究、司法精神医学など多岐に亘り、それぞれのサブグループに分かれて研究を行なっています。
精神病理の研究グループでは解離性障害や人格障害に対する精神療法について症例検討の勉強会を中心に研鑽がつまれています。また、当科では専門外来として物忘れ外来、児童思春期外来、リエゾン外来がありますが各々の専門外来では研究課題を設けて活動しています。
物忘れ外来では血管性認知症(vascular dementia)に対する臨床薬理学的研究やアルツハイマー病に対するMRIやSPECTを用いた画像診断研究が行われています。
児童思春期外来では発達障害の神経心理学的研究や画像研究を行なっています。
リエゾン外来では、せん妄に対する薬物療法の臨床薬理学的な視点からの再検討を試みています。
どの臨床研究も単に臨床データを集めて新しい知見を得るだけが目的ではなく、研究を通して診療技術を向上させ、患者さんに還元していくことが最終的な目的と考えて行われています。
 精神神経科学教室 研究業績(2005-2007)
A−欧 文  B−邦 文
a−学術誌に掲載された原著論文  
b−学術雑誌に掲載された総説及びアブストラクト
c−著書及びプロシーディングス  
d−学内紀要、各省庁等の研究助成金及び研究委託費による研究成果
*−SIC(Science Citation Index)に登録された原著論文及び総説
○−学位論文  ◇−遺伝子実験施設を利用した論文
◎−倫理委員会の承認を経た研究等に関わる論文

2005年度
A 欧 文
A−a

1. Kurotaki N, Stankiewicz P, Wakui K, Niikawa N, Lupski J.R.: Sotos syndrome common deletion is mediated by directly orientedsubunits within inverted Sos REP low-copy repeats. Hum Mol Genet, 14, 535-542, 2005*
2. Shen J.J, Kurotaki N, Patel A, Lupski J.R, Brown C.W.: Low factor XII level in an individual with Sotos syndrome. Pediatr Blood Cancer, 44, 187-189, 2005*
3. Kinoshita H, Nakane Y, Nakane H, Ishizaki Y, Honda S, Ohta Y, Ozawa H: Nagasaki schizophrenia study: Influence of theduration of untreated psychosis on long-term outcome. Acta Medica Nagasakiensia 50:17-22, 2005○
4. Nakane H, Ozawa H: Clinical features of outpatients of Nagasaki University Hospital Gender Clinic. ActaMedica Nagasakiensia 50:67-72, 2005
5. Kawakami N, Takeshima T, Ono Y, Uda H, Hata Y, Nakane Y, Nakane H, Iwata N, Furukawa T, Kikk-awa T: Twelve-month prevalence, severity, and treatment of common mental disorders in communities in Japan: A preliminary finding from The WorldMental Health Japan 2002-2003. Psychiatry & Clinical Neurosciences:59:441-452, 2005*
6. Kurotaki N, Shen Joseph J, Touyama M, Kondoh T, Visser R, Ozaki T, Nishimoto J, Shiihara T, UetakeK, Makita Y, Harada N, Raskin S, Brown CW, Hoglund P, Okamoto N, Lupski JR.: Phenotypic consequences of genetic variation at hemiz-ygous alleles: Sotos syndrome is a contiguous gene syndrome incorporating coagulation factor twelve (FXII) deficiency. Genet. Med, 7(7), 479-83, 2005*
7. Naganuma M, Kondoh T, Tashiro K, Gohda Y, Nakane H, Kinoshita E, Matsumoto T, and Moriuchi H: The Jewish-type Cohen syndrome complicated with refractory bronchial asthma and depression. Pediatrics International 47, 691-693, 2005*
8. Arinami T, Ohtsuki T, Ishiguro H, Ujike H, Tanaka Y, Morita Y, Mineta M, Takeichi M, Yamada S, Imamura A, Ohara K, ShibuyaH, Ohara K, Suzuki Y, Muratake T, Kaneko N, Someya T, Inada T, Yoshikawa T, Toyota T, Yamada K, Kojima T, Takahashi S,Osamu O, Shin, Japanese Schizophrenia Sib-Pair Linkage Group.: Genomewide high-density SNP linkage analysis of 236 Japanese fa-milies supports the existence of schizophrenia susceptibility loci on chromosomes 1p, 14q, and 20p. Am J Hum Genet. 77(6):937-44,2005*

A−b
1. Ozawa H.: Signal transduction and mood disorders. Acta Medica Nagasakiensia 50:1-5, 2005

B 邦 文
B−a

1. 山本智一,大石清澄,小田孝,今村明,大森まゆ,松尾勝久,安藤幸宏,藤丸浩輔,中根秀之,小澤寛樹: 抗精神病薬使用中持続していた見当識障害,記銘力障害,パーキンソン症状に対しL-DOPAが有効であると思われた統合失調症の症例. 九州神経精神医学 51(1):69-70,2005
2. 中野豪一,今村明,中根秀之,伊東勉,小澤寛樹: 解離性障害が疑われた進行麻痺の1例. 精神科 7(2):160-165, 2005
3. 西原浩司,今村明,小澤寛樹: 他剤無効の統合失調症患者において,クエチアピンにより陰性症状の著明な改善をみた1例. 新薬と臨床 54(11):1495-1500, 2005

B−b
1. 中根秀之,中根允文: 【あなたは病名告知をどうしていますか】DSM−W,ICD−10は病名告知にどう影響したか. 精神科:6(1)29-34 , 2005
2. 岩永洋一,小澤寛樹: 【日常診療に用いられる薬剤の上手な使い方と服薬指導】抗うつ薬. 成人病と生活習慣病 35(1):86-91, 2005
3. 中根秀之,小澤寛樹: 【性同一性障害の診かたと治療】ジェンダークリニックの取り組みと実態 長崎大学. Modern Physician 25(4):419-424, 2005
4. 岡崎祐士,伊東勉,藤丸浩輔,今村明:分子精神医学のための臨床評価 The Family Interview for Genetic Studies(FIGS). 分子精神医学5(2), 159-170, 2005
5. 伊東 勉,小澤寛樹:【精神科薬物療法の基本】感情調整剤. 精神科 6(5):448-451, 2005
6. 中根允文,木下裕久:長期転帰からみた疾患概念. Schizophrenia Frontier 6(1): 20-26, 2005
7. 小澤寛樹:女性のメンタルヘルスケアの課題とその診療指針 女性専門外来の課題・問題点 柔軟な治療構造とは. 精神神経学雑誌 S267, 2005
8. 小澤寛樹:Strokeとうつ. 日本老年医学会雑誌 42 臨時増刊:138, 2005
9. 林田雅希,小澤寛樹:一八歳未満の患者に対するSSRI投与. 日本医事新報 4233:93-94, 2005
10. 田山達之,今福礼,加来裕美子,黒田葵,久貝紅葉,藤丸浩輔,小澤寛樹:長崎大学での新しい医学ゼミの試み シネマ・サイキアトリーへの招待. 医学教育 36:85, 2005
11. 今村弥生,川村敏明,向谷地生良,山根耕平,小澤寛樹:当事者参加の精神科講義の意義. 医学教育 36:85, 2005
12. 中根秀之,中根允文:精神疾患の最新臨床疫学 精神障害に関する疫学データの日本vs.国際比較. 臨床精神医学 34(7):933-948, 2005
13. 小澤寛樹:『エクソシスト』と精神科医学教育. こころの科学 123: 2-5, 2005
14. 中根秀之,太田保之:精神2 統合失調症の概念・定義と疫学:疫学. 最新医学社,別冊21-31, 2005

B−c
1. 小澤寛樹:双極性障害,躁状態.(今日の治療指針―私はこう治療している 2005,医学書院,東京,pp.689-690所収) 2005
2. 伊東勉:エピソードから回復しても心気的症状や社会的ひきこもりが続くケースの診たて.(うつ病診療のコツと落とし穴,中山書店,東京,pp56-58所収) 2005
3. 小澤寛樹,森貴俊,稲富宏之,林田雅希:神経薬理学的知見のリハビリテーションへの応用−再生医療と精神神経疾患−.(最新医療シリーズ36 「リハビリテーション医学の新しい流れ」,先端医療技術研究所,東京,pp72-77所収) 2005

B−d
1. 藤丸浩輔,辻田高宏,今村明,林田雅希,中根允文:精神分裂病患者の身体小奇形と神経栄養因子遺伝子との関連. 平成14年度〜平成15年度 科学研究費補助金(基盤研究(C)(2))研究成果報告書(研究代表者:藤丸浩輔), 2005
2. 小澤寛樹,中根秀之,藤丸浩輔,今村明:ヒト神経幹細胞を用いた気分障害と統合失調症の原因解明および治療法開発に関する研究〜Stem cell disorderとしての可能性の検証. 平成15年度〜平成16年度 科学研究費補助金(基盤研究(C)(2))研究成果報告書(研究代表者:小澤寛樹), 2005
3. 中根允文,吉岡久美子,中根秀之:精神保健の知識と理解に関する研究−いわゆる専門職を対象とした調査−. 平成16年度厚生労働科学研究費補助金 こころの健康科学研究事業 平成16年度総括・分担研究費報告書 主任研究者 中根允文 p19-42, 2005
4. 中根秀之,吉岡久美子:精神保健に関する知識と理解に関する研究医学部学生と福祉専門志向入学生の特徴の比較. 平成16年度厚生労働科学研究費補助金 こころの健康科学研究事業 平成16年度総括・分担研究費報告書 主任研究者 中根允文 p233-254, 2005
5. 中根秀之,中根允文:精神保健の知識と理解に関する研究−一般地域住民と精神科医,プライマリケア医との比較検討−. 平成16年度厚生労働科学研究費補助金 こころの健康科学研究事業 平成16年度総括・分担研究費報告書 主任研究者 中根允文 p43-62, 2005
6. 中根允文,吉岡久美子,中根秀之:精神障害(者)に対する偏見と差別の現状−精神保健の知識と理解に関する日豪比較共同研究の結果を通して−日本学術会 議・精神医学研究連絡委員会「精神疾患・障害に関する誤解や偏見の問題」ワーキンググループ報告書, 2005

2006年度
A 欧 文
A−a

1. Nakane Y, Yoshioka K, Nakane H, Wata Y: The General Population's Image of Mental Diseases in Japan. An Australian-Japanese Perspective on Suicide Prevention: Culture, Community and Care 105-110, 2006◎
2. Griffiths K, Nakane Y, Christensen H, Yoshioka K, Jorm A, Nakane H: Stigma in response to mental disorders: a comparison of Australia and Japan. BMC Psychiatry 2005, 6:21, 2006◎
3. Naganuma Y, Tachimori H, Kawakami N, Takashima T, Ono Y, Uda H, Hata Y, Nakane Y, Nakane H, Iwata N, Furukawa T, Kikkawa T: Twelve-month use of mental health services in four areas in Japan: Finding from the World Mental Health Japan Survey 2002-2003. Psychiatry Clin Neurosci. 60(2):240-8, 2006 (IF:0.980)*
4. Honjo K, Kawakami N, Takeshima T, Tachimori H, Ono Y, Uda H, Hata Y, Nakane Y, Nakane H, Iwata N, Furukawa TA, Watanabe M, Nakamura Y, Kikkawa T: Social class inequaliriwa in self-rated health and their gender and age group differences in Japan. J Epidemiol 223-232, 2006 (IF: 1.240)*
5. Iwanaga R, Ozawa H, Kawasaki C, Tsuchida R. Characteristics of the sensory-motor, verbal and cognitive abilities of preschool boys with attention deficit/hyperactivity disorder combined type. Psychiatry Clin Neurosci. 60(1):37-45, 2006 (IF:0.980)*
6. Horikoshi H, Kato Z, Masuno M, Asano T, Nagase T, Yamagishi Y, Kozawa R, Arai T, Aoki M, Teramoto T, Omoya K, Matsumoto N, Kurotaki N, Shimokawam O, Kurosawa K, Kondo N: Neuroradiologic findings in Sotos syndrome. J Child Neurol. 21(7), 614-618, 2006 (IF:1.102)*
7. Hanada H, Honda S, Tokumaru T, Ozawa H: Association between Mothers' Concern about Child Rearing and Their Parenting Stress. Acta Med. Nagasaki 51(4) :115-120, 2006*

A−b
1. Hashida A, Imamura A, Yamashita H, Kurotaki N, Okazaki Y, Ozawa H: The Genomic comparison between monozygotic twins discordant for autistic disorder. Am J Med Genet. 141B(7), 768, 2006 (IF:3.521)* ―【第14回精神科遺伝学国際会議(XWth World Congress on Psyhiatric Genetics (Cagliari, Italy, October 28th−November 1st, 2006) )においてBEST POSTER AWARD受賞】
2. Ono S, Imamura A, Kurotaki N, Nishihara K, Hashida A, Okazaki Y, Ozawa H: SNPs and gene expression analysis in monozygotic twins discordant for schizophrenia. Am J Med Genet. 141B(7), 779, 2006 (IF:3.521)*

A−c
1. Kurotaki N and Matsumoto N: Sotos syndrome. Genomic Disorders. The Genomic Basis of Disease (Human Press Inc. Totowa, NJ ), pp237-246, 2006

B 邦 文
B−a

1. 山本智一,生塩詞子,岩永竜一郎,一ノ瀬仁志,林田雅樹,小澤寛樹:小児期の注意欠陥多動性障害が考えられた薬物依存症者の精神鑑定例.精神科 9(3): 274-278, 2006
2. 畑田けい子,中根秀之,石崎裕香,藤丸浩輔,植木健,宮原明夫,中根允文:統合失調症におけるQOLの改善-Quetiapineの使用によって-. 新薬と臨床55(7): 160-168, 2006◎
3. 中根允文,吉岡久美子,中根秀之:精神疾患に対する日本人のイメージ.日本社会精神医学会雑誌15(1) : 25-38, 2006◎
4. 一ノ瀬仁志, 中根秀之, 木下裕久, 石崎裕香, 室井千代, 小澤寛樹, 中根允文, 三根真理子, 太田保之:長崎原爆被爆体験者の心身の健康に関する調査研究.長崎医学会雑誌 81(特集号): 222-225, 2006◎
5. 黒滝直弘, 小澤寛樹:急性アルコール中毒.臨床精神医学35(増刊号):279-282, 2006
6. 黒滝直弘, 今村 明, 林田雅希, 小澤寛樹:【DNAマイクロアレイと脳バンク】マイクロアレイの精神疾患研究への応用.分子精神医学6(3):277-281, 2006

B−b
1. 西原浩司,小澤寛樹:神経栄養因子関連のトピックス−精神神経分野との関連性を中心に.Medico 37(4):135-138, 2006
2. 小澤寛樹:【DNAマイクロアレイと脳バンク】特集に寄せて.分子精神医学 6(3): 241-242, 2006
3. 小澤寛樹: 躁うつ病のエソロジー−進化学的観点から−.こころの科学 131: 36-40, 2006
4. 中根秀之,小澤寛樹:急性激越症状における経口olanzapine急速初期増量法の有効性.Schizophrenia Frontier 7(4):272-275, 2006
5. 林田雅希,中根秀之,稲富宏之,小澤寛樹:統合失調症の認知機能研究の現状.Schizophrenia Frontier 7(4): 224-232, 2006
6. 中根秀之,門脇孝:糖尿病とうつ病について.DITN 342:2-3, 2006
7. 中根秀之:神経症圏障害の疫学. 臨床精神医学 35(6): 629-637, 2006
8. 中根秀之,小澤寛樹:長崎大学医学部・歯学部附属病院 精神神経科における卒後臨床研修システムの紹介と現状.九州精神誌52(3-4): 194-196

B−d
1. 小澤寛樹:厚生労働省科学研究費補助金 こころの健康科学研究事業「双生児法による精神疾患の病態解明」(課題番号 H17-こころ-009)平成17年度 総括・分担研究報告書 主任研究者 加藤忠史 p34, 2006
2. 中根允文,吉岡久美子,中根秀之:精神保健の知識と理解に関する日豪共同研究 精神障害と社会的距離−一般人と各種専門職との比較−平成17年度厚生労働 科学研究費補助金 こころの健康科学研究事業 平成16年度総括・分担研究費報告書 主任研究者 中根允文 p31-38, 2006
3. 中根秀之:医療専門職の考える精神障害に対する有効な支援とスティグマに関する研究−精神科医,プライマリケア医の年代別および豪州との比較検討−平成 17年度厚生労働科学研究費補助金 こころの健康科学研究事業 平成16年度総括・分担研究費報告書 主任研究者 中根允文 p39-69, 2006
4. 吉岡久美子,中根允文,中根秀之:精神保健の知識と理解に関する日豪共同研究−豪州における普及啓発活動の展開−平成17年度厚生労働科学研究費補助金  こころの健康科学研究事業 平成16年度総括・分担研究費報告書 主任研究者 中根允文 p71-82, 2006

2007年度
A 欧 文
A−a

1. Tanaka G, Mori S, Inadomi H, Hamada Y, Ohta Y, Ozawa H: Clear distinction between preattentive and attentive process in schizophrenia by visual search performance. Psychiatry Res 149 (1-3): 25-31, 2007 (IF: 3.710)*
2. Demyttenaere K, Bruffaerts R, Lee S, Posada-Villa J, Kovess V, Angermeyer MC, Levinson D, de Girolamo G, Nakane H, Mneimneh Z, Lara C, de Graaf R, Scott KM, Gureje O, Stein DJ, Haro JM, Bromet EJ, Kessler RC, Alonso J, Von Korff M: Mental disorders among persons with chronic back or neck pain: results from the World Mental Health Surveys. Pain 129 (3): 32-42, 2007
3. Inoue S, Imamura A, Okazaki Y, Yokota H, Arai M, Hayashi N, Furukawa A, Itokawa M, Oishi M: Synaptotagmin XI as a candidate gene for susceptibility to schizophrenia. Am J Med Genet B Neuropsychiatr Genet 144 (3): 332-340, 2007(IF: 4.224) *
4. Shimabukuro M, Sasaki T, Imamura A, Tsujita T, Fuke C, Umekage T, Tochigi M, HIramatsu K, Miyazaki T, Oda T, Sugimoto J, Jinno Y, Okazaki Y: Global hypomethylation of peripheral leukocyte DNA in male patients with schizophrenia: a potential link between epigenetics and schizophrenia. J Psychiatr Res 41 (12): 1042-1046, 2007 (IF: 3.710) *

A−b
1. Ozawa H, Iwanaga R: Neuropsychological test items to screen preschool Children with ADHD: 1st International Congress on ADHD from childhood to adult disease, AP-06-06, 2007
2. Bartl J, Grunblatt E, Gerach M, Riederer P, Mori T, Ozawa H: Methylphenidate effects on cell growth and maturation in neuronal stem cells:1st International Congress on ADHD from childhood to adult disease, AP-13-07, 2007

B 邦 文
B−a

1. 中根秀之,福迫貴弘,畑田けい子,田川安浩,小澤寛樹:統合失調症に対するOlanzapine・Zydis錠による単剤治療の有効性と安全性−長崎Zydis研究会 中間報告から−. 臨床精神薬理 10 (2): 257-269, 2007
2. 小澤寛樹,森 貴俊,吾妻ゆみ,千住秀佳,蓬莱彰志:うつ病と神経幹細胞. 分子精神医学 7 (2): 14(98)-20(104), 200
3. 千住秀佳,小澤寛樹:躁うつ病再考. Nippon Rinsho 65 (9): 1710-1713, 2007
4. 磨井章智,小澤寛樹:躁うつ病治療薬. 医薬ジャーナル新薬展望2008 2008年増刊号 44 (Suppl 1): 493-499, 2008
5. 半澤節子,中根允文,吉岡久美子,中根秀之:精神障害者に対するスティグマと社会的距離に関する研究-うつ病事例についての調査研究から(第一報). 日本社会精神医学会雑誌 16 (2): 125-136, 2007
6. 半澤節子,中根允文,吉岡久美子,中根秀之:精神障害者に対するスティグマと社会的距離に関する研究-統合失調症事例についての調査研究から(第一報). 日本社会精神医学会雑誌 16 (2): 113-124, 2007
7. 小澤寛樹,木下裕久,一ノ瀬仁志,中根秀之,中根允文:統合失調症の長期転帰因子の探索-精神薬療基金研究年報 39: 83-88, 2007
8. 蓬莱彰士,鬼塚芙美,岩永洋一,千住秀佳,中根秀之,中島由紀子,龍 恵美,高田正史,北篠美能留,小澤寛樹:緩和ケアチームの活動における大学病院精神 科病棟運用の問題点とその考察. 第20回日本サイコオンコロジー学会プログラム抄録集, 106, 2007
9. 赤澤彩織,木下裕久,山下隆浩,磨井章智,黒滝直弘,中根秀之,小澤寛樹:統合失調症に患者におけるクエチアピン急速増量の試み. 第60回九州精神神経学会プログラム抄録集, 69, 2007

B−b
1. 犬塚敦志,今村弥生,吾妻ゆみ,千住秀佳,小澤寛樹:失敗学から学ぶ薬物療法. 精神科臨床サービス, 7 (2): 184-187, 2007*
2. 小澤寛樹,森貴俊,吾妻ゆみ,千住秀佳,蓬莱彰士:うつ病と神経幹細胞. 分子精神医学 7 (2): 14-20, 2007*
3. 中根秀之:臨床薬剤の糖代謝への影響6. 抗精神病薬. Diabetes Frontier 18 (4): 348-352, 2007
4. 中根秀之,門脇孝:うつと糖尿病. さかえ 3: 18-21, 2007
5. 松野敏行,中根秀之:Olanzapine口腔内崩壊錠が与える心理的効果−統合失調症患者に対するアンケートから−. 精神科治療学 22 (9): 1059-1064, 2007
6. 中根秀之:「あなたが大切 自殺について考える」精神科医療の立場から. 第35回日本精神科病院協会精神医学会:プログラムアブストラクト p. 44, 2007

B−d
1. 中根秀之,一ノ瀬仁志,木下裕久:統合失調症の経過・生活機能障害からみた下位分類−文献的考察と分類の問題点−. 平成18年度精神・神経疾患研究委託事業 統合失調症治療のガイドラインの作成とその検証に関する研究報告書(主任研究者 渡邉義文), 2007
2. 中根秀之:精神障害に関連した医療情報の提供の現状に関する研究. 平成18年度厚生労働科学研究費補助金 こころの健康科学研究事業 平成18年度総括・分担研究費報告書(主任研究者 中根允文), pp. 80-92, 2007
3. 今村明:思春期精神病理の疫学と精神疾患の早期介入方策に関する研究. 平成17年度〜18年度科学研究費補助金(基盤研究C)研究成果報告書, 2007

2008年度
A 欧 文
A−a

1. Kakiuchi C, Ishiwata M, Nanko S, Ozaki N, Iwata N, Umekage T, Tochigi M, Kohda K, Sasaki T, Imamura A, Okazaki Y, Kato T: Up-regulation of ADM and SEPX1 in the lymphoblastoid cells of patients in monozygotic twins discordant for schizophrenia. Am J Med Genet B Neuropsychiatr Genet 147B(5): 557-564, 2008(IF:3.932)*
2, Mochizuki J, Saitsu H, Mizuguchi T, Nishimura A, Visser R, Kurotaki N, Miyake N, Unno N, Matsumoto N: Alu-related 5q35 microdeletions in Sotos syndrome.Clin Genet 74(4): 384-391,2008(IF:4.128)*
3. Ishizuka Y, Abe H, Nakane H, Kannan H, Ishida Y: Different response between production of free radicals induced by central and peripheral admonostration of interleukin-1 beta in conscious rats. Neurosci Res 60(1): 10-14,2008(IF:1.051)*
4. Motohashi N, Shioe K, Nakamura J, Ohshima A, Yamada K, Ozawa H, Someya T, Uchitomi Y, Higuchi T: Revised psychopharmacological algorithms for the treatment of mood disorders in Japan. Int J Psychiat Clin Prac 12(1):11-18,2008(IF:0.410)*
5. Ono Y, Kawakami N, Nakane Y, Nakamura Y, Tachimoro H, Iwata N, Uda H, Nakane H, Watanabe M, Naganuma Y, Furukawa T.A, Hata Y, Kobayashi M, Miyake Y, Tajima M, Takeshima T, Kikkawa T: Prevalence of and risk factors for suicide-related outcomes in the World Health Organization World Mental Health Surveys Japan.Psychiatry Clin Neurosci 62(4):442-449,2008(IF:1.181)*
6. Furukawa T.A, Kawakami N, Saitoh M, Ono Y, Nakane Y, Nakamura Y, Tachimori H, Iwata N, Uda H, Nakane H, Watanabe M, Naganuma Y, Hata Y, Kobayashi M, Miyake Y, :The performance on the Japanese version of the K6 and K10 in the World Mental Health Survey Japan . Int J Methods Psychiatr Res 17(3):152-158,2008*
7. Takasaki Y, Kawakami N, TsuchiyaM, Ono Y, Nakane Y, Nakamura Y, Tachimori H, Iwata N, Uda H, Nakane H, Watanabe M, Naganuma Y, FurukawaT, Hata Y, Kabayashi M, Miyake Y, Takeshima T, Kikkawa T: Heart diseases, other circulatory diseases, and onset of major depression among community residents in Japan; results on the World Mental Health Survey Japan 2002-2004. Acta Med Okayama 62(4): 241-249,,2008○

A−b
1.

B 邦 文
B−a

1. 三根真理子,中根秀之,木下みどり,浦田 実,木下博史,藤田邦之,太田保之: 長崎県高齢被爆者安心サポート事業1年目の結果から. 広島医学61(4):287-289(2008)
2. 中根秀之,中根允文,吉岡久美子: 日本と豪州における精神保健の知識と理解. 日本精神医学雑誌11(5) 378-387(2008)
3. 篠原 学,中村光彦,中根秀之,久住一郎,工藤 喬,三村 将: うつ病患者におけるparoxetine-fluboxamineへの切り替えの有用性検討. 臨床精神薬理11: 91-97,2008
4. 半澤節子,中根允文,吉岡久美子,中根秀之: 精神障害者に対するスティグマと社会的距離・個人的スティグマと知覚的スティグマの相違.日本社会精神医学会雑誌17: 177-187,2008

B−b
1. 小澤寛樹,森 貴史,尾関あゆみ: 疾患と神経新生うつ病Clinical Neuroscience26(8): 863-865,2008
2, 西原浩司,小澤寛樹: 抗精神病薬(第1世代,第2世代,その他).医学と薬学60(2): 171-177,2008
3. 尾崎智治,中根秀之,小澤寛樹: ライフイベントによるうつ病やパニック障害の再発とその予測.精神科治療学22(9): 1059-1064,2008
4. 石田 康,長友慶子,池田 学,内村直尚,大内 清,小澤寛樹,北村俊則,近藤 毅,赤崎安


2009年度
A 欧 文
A−a

1. Akira Imamura, Atsushi Nishida, Noriko Nakazawa, Shinji Shimodera, Goro Tanaka, Hirohisa Kinoshita, Hiroki Ozawa, Yuji Okazaki: Effects of cellular phone email use on the mental health of junior high school student in Japan. Psychiatry and Clinical neurosciences 63(5):701-703,2009(IF:1.394)*

A−b
1. Koshimoto Rika, Nakane Hideyuki, Deok Su Mun, Kinosshita Hirohisa, Kim Hyen, Bahn G., Nishihara K, Kumagai A.,Ohtsuru A., Shibata Y., Ozawa H., Nakane Y: Mental Health Status of A-Bomb Survivors in Korea. Z International Congress of IFPE. International Federation of Psychiatric Epidemiology p94,2009
2. Hitoshi Ichinose, Yoshibumi Nakane, Hirohisa Kinoshita, Yasuyuki Ohta, Sumihisa Honda, Hiroki Ozawa: Relationship Between Ultralong-term Outcome(after 28 years) and duration of Untreated Psychosis. Nagasaki Schizopherenia Study. Acta Med Nagasaki 54:59-66,2009*

A−c
1. Hiroki Ozawa: Psychotic-like experiences(PLEs)and social problems among Japanese Adolescents. Korea-Japan-China Psychiatry Symposium for the 60-year Anniversary for KyungHee University p10, 2009

B 邦 文
B−a

1. 中根秀之,福迫貴弘,畑田けい子,田川安浩,小澤寛樹: 統合失調症急性期症状に対する olanzapine・Zydis錠の有効性と安全性に関する調査−長崎Zydis研究会最終報告から−臨床精神薬理12(2): 307-322, 2009*
2. 小澤寛樹,今村弥生,金替伸治: 精神科専門医のためのプラクティカル精神医学6・不安障害 中山書店: 467-471, 2009
3. 今村 明,橋田あおい,中根允文: 自閉症−幼児期精神病から発達障害へ− (高橋隆郎 編)第9章 遺伝研究 星和書店 pp121-137,2009
4. 今村 明,中澤紀子, 西田淳志, 木下裕久, 岡崎祐士,小澤寛樹: 思春期の精神病理 大規模疫学調査から長崎市の中学生を対象とした精神病様症状体験の調査 日本社会精神医学会雑誌 18(2): 273-277,2009

B−b
1. 秦 伸之,磨井章智,小澤寛樹: 精神運動興奮の著名な統合失調症10例に対するアリピプラゾールの使用経験−投与後7日間のPANSS-ECスコア推移を中心に検討− 新薬と臨牀58(7): 1263-1267, 2009
2. 金 賢, 中根秀之,木下裕久,中根允文,: 統合失調症の長期転帰調査(統合失調症の予後と展望社会復帰を目指して) Shizopherenia Frontier 10(3):177-185,2009
3. 金替伸治,林田雅希: 定型抗精神病薬は使わない方がよいのか 精神科14(6): 459-464, 2009
4. 野畑宏之,木下裕久,中根秀之: 糖尿病とうつ病. 内分泌・糖尿病科.29(1)32-36. 2009
5. 野中俊輔,木下裕久,中根秀之: 精神障害の概念と分類(精神科における診断面接). 精神科15(1)1-9.2009

B−c
1. 田崎真也,黒滝直弘,三嶋博之,今村 明,菊池妙子,西田奈央,徳永勝士,吉浦孝一郎,小澤寛樹: 統合失調症におけるホモ接合マッピングを用いた新規遺伝子座の固定 日本生物学的精神医学会p.99,2009
2. 峯 有一,磨井章智,小澤寛樹: 強迫性障害における薬物療法と自律療法を併用した1症例−空間感覚練習は強迫観念を軽減させることができるか−強迫性障害の研究10 63-72,2009
3. 小澤寛樹: 気分障害とω3系多価不飽和脂肪酸 第105回日本精神神経学会p.222,2009
4. 越本莉香,野畑宏之,鬼塚芙美,一ノ瀬仁志,千葉洋介,木下裕久,井上統夫,今村 明,小澤寛樹,中根秀之: 在韓被爆者の精神健康にかんする疫学的調査研究−ソウル市、テグ市にて行った大規模調査より−第29回日本社会精神医学会p78,2009
6. 越本莉香,木下裕久,今村 明,井上統夫,中根秀之,増崎英明,小澤寛樹: 長崎大学医学部・歯学部附属病院GiD外来のドロップアウトに関する検討 GID(性同一性障害)研究大会p18-20,2009

B−d
1. 小澤寛樹: 平成20年度厚生労働科学研究費助成金(こころの健康科学研究事業)思春期精神病理の疫学と精神疾患の早期介入方策に関する研究
2, 小澤寛樹: 平成20年度厚生労働科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)統合失調症の未治療期間とその予後に関する疫学調査
3, 小澤寛樹: 平成20年度厚生労働科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)国内外の精神科医療における疾病分類に関する研究
4, 小澤寛樹: 平成20年度精神薬療分野 DNAマイクロアレイを用いた統合失調症のホモ接合マッピング
5. 今村 明: 平成20年度厚生労働科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)思春期精神病理の疫学と精神疾患の早期介入方策に関する研究
6. 黒滝直弘: 平成20年度厚生労働科学研究費補助金(難知性疾患克服研究事業)発作性運動誘発性舞踏アテトーゼ(PKC)の有効治療薬開発の分子メカニズムの解明