診療活動
患者の皆さまへ
講座概要
教授挨拶
スタッフ紹介
診療活動
業績集
臨床研究の公開
関連リンク
お問い合わせ
入局案内(放射線科医に、なろう)
長崎大学放射線科「医局便り」
 
 
ホーム診療活動>骨密度・骨質・骨強度に関する研究

骨密度・骨質・骨強度に関する研究
 
 骨の強度は、骨密度と骨質からなるといわれています。従来からのdual X-ray absorptiometry(DXA)による骨密度測定に加えて、非侵襲的骨強度予測システムの開発・構築を目指した研究を行っています。また、マイクロCT (SCANCO Medical社μCT40)による骨微細構造評価によって、動物モデルによる骨代謝に関する研究を行っています。当研究室での研究テーマと代表的な業績を紹介します。

1) 骨粗鬆症をはじめとする代謝性骨疾患における骨密度測定
  J Bone Miner Metab 1999 : 股関節手術前後、リハビリ後のCTによる骨密度評価
BJR 2000 : pQCT: 閉経・病態による海綿骨・皮質骨の変化
Osteoporos Int 2001 : 運動選手における脊椎・踵骨・脛骨における骨密度の経年変化
Osteoporos Int 2003 : どの部位の骨密度測定が最もモニタリングに適するかの検討
2) 骨ジオメトリー評価による骨折リスク評価、薬物治療効果の評価
  JBMM 2009 in press
3) CTデータに基づく骨強度評価
  Bone 2002: 海綿骨・皮質骨の骨強度への関与の検討(μCTデータに基づく有限要素解析)
Bone 2009 (in press) : 臨床用CTによる大腿骨頸部骨折と転子部骨折の大腿骨ジオメトリーの評価
4) 臨床用CTを用いた椎体骨微細構造評価
  J Bone Miner Res 2005 : MDCTを用いたヒト椎体骨梁構造による椎体骨折リスク評価
5) MR画像による変形性関節症の評価
6) 種々の動物モデルによる骨代謝研究
  Endocrinology 2007 :γ-glutamyltransferase (GGT)の過剰発現は骨吸収を亢進させる
Cell Metabolism 2007: 骨細胞targeted ablationはmechanotransductionを減少して骨粗鬆症になる
Endocrinology 2008 : 齧歯類での生涯カロリー制限の骨代謝への影響
J Bone Miner Res 2009 : レニン・アンギオテンシン系の活性化は高血圧と無関係に骨粗鬆症を引き起こす
Nature Medicine 2009 : PGC-1βと鉄取り込みの協調作用による破骨細胞分化と機能の調節

 

国立大学法人 長崎大学 Copyright(C)