放射線治療には大きく分けて2つの方法があります。
体の外から放射線をあてる外部照射と、体の中から放射線をあてる内部照射です。
外部照射
ライナック(リニアック)と呼ばれる放射線が出る機械を用いて行います(写真)。患者さんは寝台の上で静かに横になっていただくだけで結構です。治療中に動くと目標とは異なる部位に放射線が当たってしまいますので、治療中は動かないようにする必要があります。頭部や頚部の治療を行う場合には固定用のマスクを作成して頭を寝台に固定します。
通常、照射にかかる時間は1部位につき5〜10分程度で、そのうち実際に放射線が出ている時間は1〜2分です。
長崎大学病院では2台のリニアックが稼働中です。
内部照射
小線源治療とも呼ばれます。放射線を出す物質を密封した金属を病変の近くに留置することで、病変の部位に集中して高い線量を投与する治療法です。全てのがん治療に用いられるわけではありませんが、いくつかのがんにおいて大きな力を発揮します。
当院では、前立腺癌に対する小線源刺入や、子宮頚癌に対する高線量率腔内照射などを行っています。
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前立腺がんの小線源治療について |
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子宮がんの小線源治療について |
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