入局案内〜放射線科医に、なろう〜
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ホーム入局案内〜放射線科医に、なろう〜>FAQ(研修・医局について、その他、専門医について)

FAQ (研修、医局、その他、専門医について)
 
研修について医局についてその他専門医について


 研修について
 
Q 1.研修医の間に将来のためにやっておいた方がいいことは何ですか。
A 研修医として経験できることはなんでも無駄にはならないと思います。最初からあまり興味を限定しないでほしい。

Q 2.研修前に学んでおくべきことはありますか。
A 特別なことはない。

Q 3.できる研修医とダメ研修医の違いは何だと思いますか。
A できる研修医は自分で考えることができる。ただし,自分勝手ではダメです。

Q 4.研修先を決めるときに何を重要視したらよいと思いますか。
A 教育環境,特に指導医が充実していること。

Q 5.長崎大学で研修したいのですが、1年目を外病院、2年目を大学病院にするか1年目大学病院、2年目を外病院にするか迷っています。両方のメリットとデメリットを教えてください。
A 大学病院はどちらかというと専門医指向で,その他の研修病院は幅広く臨床を学ぶのに適している。自分の目指す領域に応じて2年目の研修先を決めれば良い。

Q 6.貴科での研修はどういった特徴、魅力がありますか。教育方針などについても教えてください。
A 診断から治療まで各領域のエキスパートがそろっており,幅広い放射線医学の習得が可能である。画像だけでなく,それを通じて患者さんを診ることを重視した教育を行っている。

Q 7.初期研修に対するアドバイスなどはありませんか。
A ローテートの利点はいろいろな科で経験できること。いろいろな出会いを大切にしてほしい。

Q 8.大学病院で研修するメリット・デメリットを教えてください。
A メリット:各領域のエキスパートがそろっており,最新の医療が学べる。
デメリット:プライマリケアや救急の症例が比較的少ない。


 医局について
 
Q 1.もし貴科に入局するなら研修医のうちに身につけておくべき手技・知識でこれは必ず!というものはなんですか。
A ほとんどのことは入局してからで良い。しいて言えば語学(日本語と英語),解剖学の知識は重要。

Q 2.入局前に学んでおくべきことはありますか。
A 放射線科以外の臨床経験と知識をできるだけ身に付けてほしい。

Q 3.女性が家庭をもったり育児をしながらでも働きやすい体制理解があるかどうかについて教えてください。
A ほとんどの女性は家庭をもち,育児をしながらでも放射線科医として大学や関連病院で働いている。必ずしも常勤でなく,非常勤も可能。最近は遠隔画像診断が普及し,自宅でも仕事ができる環境が整いつつある。

Q 4.医局の運営方針について教えてください。
A 自主性を重んじる。

Q 5.貴科に入局した時の関連病院にはどのようなところがありますか。
A 長崎県内のほぼ全ての中核病院,県外では北九州市立八幡病院,国病機佐賀病院,国病機東佐賀病院,国病機嬉野センター,広島県立病院など,約70病院

Q 6.貴科に入局した後の一般的な進路について教えてください。(大学院、留学、専門医取得など)
A 大学院入学は約1/3〜1/4(社会人大学院が多い)。
国外または国内留学は希望に応じて1〜2年.最近は国外よりも国内留学が増えている。
放射線科専門医取得は入局後(初期研修終了後)3年目.放射線診断専門医または治療専門医取得は入局後5年目。
入局後約10年くらいで常勤先を決めることが多い。それまでは大学病病院と関連病院(2ヶ所程度)に勤務する。

Q 7.入局はどういうタイミングでするのですか。
A 初期研修終了後がほとんどだが,他の臨床あるいは基礎教室を経て放射線科に入局する人もいる。

Q 8.入局の際、どういう病院で初期研修を積んだ医師を望みますか。
A 特にありません。いろいろな人がいていいでしょう。

Q 9.医師3年目で入局された先生と、医師5年目で入局された先生が同期入局の場合、二人の先生の立場に違いはありますか。
A 基本的には本人の実力が立場の違いとなる。目上を敬うのは当然のことだが,仕事の軽重は経験年数とは関係がない。


 その他
 
Q 1.高次臨床実習で自分の科を回ったら、これだけは学んでほしいと思うものは何ですか。
A どちらかというと裏方的な印象をもたれる放射線医療の実際を経験し,放射線診断や放射線治療がどれだけ医療に貢献しているかを学んでほしい。

Q 2.教授ご自身が貴科を専攻された理由と魅力について教えて下さい。
A たった1枚のX線写真から診断できる,カテーテル1本で診断から治療までできてしまう,こういった名人芸的な魅力に惹かれたことがきっかけだった。画像診断や放射線治療の発展はめざましく,放射線科でなければできないことをやっているという充実感がある。

Q 3.教授ご自身は学生の頃から現在の教室に入局することを考えておられたのですか。
A 放射線科で開かれた学生のための胸部放射線診断学の教科書(Felson)の輪読会に参加し,放射線診断の面白さに引きつけられた。その時は入局までは考えていなかったが,卒業後の勧誘で入局を決めた。

Q 4.今のうちに勉強しておくべきこと(国試以外で)などありますか。
A 英語をもっと勉強してほしい。医学用語さえ英語でいえない学生が多すぎる。

Q 5.キャリアの積み方について教えて下さい。
A 放射線医学全般を学んだ後(専門医資格取得後)は,ある領域(subspeciallity)を深く追究することが,さらにレベルの高い医療あるいは研究をめざすうえでは必要になる。人とのつながりを大切にすることも重要。

Q 6.大学病院の先生方の1日の生活・休日・結婚・給料等具体的なお話が聞けたら嬉しいです。
A 通常の仕事はなるべく勤務時間内におさめたいのですが,なかなか難しい。夕方のカンファレンス,研究発表の準備などでどうしても勤務時間内には終わりません。しかし家庭や育児にさしつかえる場合はそちらをなるべく優先させています。
結婚は個人的なことで,放射線科としてどうこういうことはありません。
その他具体的なことは個人的に聞いてください。

Q 7.進路をいつ決めるべきでしょうか。
A 一概にはいえないが,初期研修制度をうまく利用するなら,いろいろな科をローテートしてから決めて良いと思う。

Q 8.大学院には行くべきでしょうか。
A 医学博士をとることは必ずしも重要でない。しかし,何か研究テーマに打ち込むことは将来の糧になると信じます。私自身は大学院に行っていませんが,留学をしたり,学位論文を仕上げるなかで研究の面白さを知りました。


 専門医について
 
Q 1.放射線科専門医について教えてください。
A 放射線科専門医取得は入局後(初期研修終了後)3年目,その2年後(入局後5年目)に診断専門医または治療専門医の資格をとることが義務づけられる。 

Q 2.後期臨床研修の具体的なプランを教えて下さい。
A 大学病院とその関連の専門医修練あるいは修練協力病院で研修を行い,上記専門医取得を目指す。この間に大学院に入学することも可能で,大学院の期間も修練期間として認められる。

Q 3.長崎の“がん診療センター”や“がんプロフェッショナル養成プラン”について教えてください。
A がん診療センターは長崎大学病院が県がん診療連携拠点病院に指定されたのに合わせて設立され,大学病院内だけでなく長崎県のがん診療の統括的な役割を果たしている.がんプロフェッショナル養成プランは質の高いがん医療スタッフの育成のための大学院のコースである。
いずれも放射線科出身の芦澤和人がん診療センター長が立ち上げに尽力し,放射線科をはじめ幅広い連携をとって運営されている。

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