センター長挨拶

先導生命科学研究支援センター長
小守 壽文
先導生命科学研究支援センター長:小守壽文
 今、国による大学の選別が進んでいます。研究大学としての地位を獲得するためには、研究の質の向上、それによる論文の質の向上が求められます。2016年度から始まる中期目標(2021年度まで)では、インパクトファクター付きの論文数および論文の引用回数を1.5倍に引き上げることが目標となっています。スコーパスを使って、これまで自分の論文がどの程度引用されてきたかを見ると、生命科学に対する自分の研究の貢献度が大まかにわかります。研究の質を向上させると言っても、具体的に何をしたらよいか漠然としています。まず、自分の論文あるいは所属研究室の過去の論文の引用回数等から、現在自分が行っている研究の客観的な評価をすることが重要でしょう。これによって、新しい研究を始めようとする人もいるでしょう。また、今行っている研究から生まれた「何故」を解決し、研究をさらに一歩進めようと考える人や、自分の研究成果が生理学的にどの程度重要であるか検討する必要性を感じる人もいると思います。しかし、それらの研究に、これまでやったことのない実験、しかもそれが所属研究室でもやったことのない実験が必要とわかると、誰しも億劫になり、これまでの手法でできる範囲で論文にしようと考えてしまいがちです。新たな研究手法に挑戦するとき、これを具体的に支援するのが先導生命科学研究支援センターの大きな使命です。当センターは、3部門からなっています。アイソトープ実験施設では、動物実験、感染実験を含む各種放射線同位元素を用いた実験ができます。また、PET/SPECT/CTが使用できます。動物実験施設では、各種感染実験を含む動物実験が施行できます。また、多光子顕微鏡システム、in vivo イメージングシステム、マイクロCT等をそろえています。遺伝子実験施設は、様々な先端機器をそろえています。初めて動物実験をする、アイソトープを使う、初めての機器を使うとなると、気が重いものです。当センターでは、機器の使用方法や、動物・アイソトープ実験を指導する体制を整備しています。各施設のページで、利用の問い合わせができるようになっており、初めての方でも丁寧に指導いたします。また、シークエンス、受精卵凍結等の受託サービスを行っています。2016年度からは、遺伝子改変マウス作製サービスを始める予定です。是非、当センターを充分活用され、研究の質の向上に役立てて頂きたいと思います。