患者さんへ

泌尿器の病気について:前立腺がん
強度変調放射線療法(IMRT)について
前立腺がんの根治療法としての放射線療法の一つで、体の外から前立腺に放射線を当てる方法です。専用のコンピューターを用いて、強さや方向を調整しながら照射を行うことにより、前立腺に高線量を集中して照射することができ、直腸や膀胱など周辺の臓器への影響を最小限に抑えることができます。
当院では、2008年8月よりこの治療を導入し、現在までに100名あまりの患者さんがこの治療をうけられています。
体への負担はほとんどなく、外来通院で治療ができますが、治療には2か月程度の期間を要し、治療期間中は、平日毎日通院が必要です。
離島や遠方にお住まいの患者さんなど、通院が難しい患者さんには、入院で治療を行う場合があります。
限局がんの中でも、PSA値が高い患者さんや、がん細胞の悪性度が高い患者さんなど、再発のリスクが高い患者さんには、一定期間の内分泌療法の併用をお勧めしています。

IMRTの合併症
血便、血尿:放射線の影響により放射線性直腸炎、放射線性膀胱炎などが起こり、血便、血尿がみられることがまれにあります。きわめてまれですが、内視鏡的に止血を行う必要がある場合があります。
排尿に関する合併症:治療中に放射線の刺激により、頻尿がおこることがしばしばあります。通常は治療後に徐々に改善します。排尿困難が起こることもまれにあります。