長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 生命医科学講座
肉眼解剖学分野

 Department of Macroscopic Anatomy,
 Nagasaki University Graduate School of Biomedical Sciences.

 


          〒 852-8523 長崎市坂本1丁目124 
          Tel: 095-819-7023    Fax: 095-819-7024


 
 教育と研究 

 

教育内容

医学部医学科における肉眼解剖学に関する講義と実習を担当しています。

・1年生の人体構造系Tでは、肉眼解剖学に関する系統的な講義を行い、人体の構造に関する知識の習得を目指します。

・2年生の人体構造系Uでは、人体解剖学実習を通して、人体構造に関する知識の確定と理解の深遠化を目指します。

・4年生の人体構造系Vでは、内臓系を主とした解剖学実習を通して、人体構造の知識を再確認するとともに臨床解剖学的知識の習得と疾患に関する理解を深めることを目指します。

 

 研究内容 】

(1) 骨・関節組織における加齢現象に関する多面的な解析;
 骨・関節組織における加齢変化に対する形態学的なアプローチ、および遺伝子多型に関する解析を通して、運動器の老化に関する諸問題解決への貢献を目指します。(1)四肢関節および脊椎における加齢に伴う変形・変性性変化の形態解析を行います。加えて、これらの骨格より核DNAおよびミトコンドリアDNAを抽出しそれらの解析を行います。(2)ヒト骨格における微細構造、とくに長管骨における皮質骨を構成する骨単位(オステオン)および海綿骨の骨梁構造を偏光顕微鏡下に観察し、それらの網羅的形態解析を実施します。

これらの解析結果を検討し、ヒト骨格に生じる様々な病態の理解を目指します。

(2)
古人骨を資料とした形質人類学的研究;
 当教室には九州およびその隣接地域の遺跡から出土した縄文時代から近世に至る多数の古人骨が保管されています。これらの古人骨に対して、計測的および非計測的調査などの従来の解析方法に加えて、ミトコンドリアDNA解析などの新しい手法を駆使して多面的考察を行います。

これらから得られたデータから各時代人骨の特性を解明し、日本列島における縄文人や渡来系弥生人の由来を探求します。最終的には日本人の形成過程の解明という大問題に対して、生物学的側面から新しい知見を提示することを目指します。

(3)
肉眼解剖分野の類型形態学的研究;
 人体の諸構造物を類型形態学的に解析して、その基本型を追求します。

 破格の症例を収集してそれを系列化し、基本型の変異として捉えて研究し、その集成を目指します。

(4)
臨床解剖学に関する研究;
 臨床各科の方々と協力し、さまざまな臓器・組織で進行する諸病態の解剖学的背景を探索し、その病態解明や治療方法の進歩に結びつくような新しい所見を見出すための研究を進めます。また、より安全な超音波ガイド下神経ブロック手技確立のため、麻酔科学教室と連携し肉眼解剖学的研究を行っています。

 

(5) 神経細胞老化機構の解析;

 加齢に伴う神経細胞の機能損傷は認知機能の低下とも関わっています。そこで神経老化の分子機構を理解し、老化脳において神経細胞を保護することを目指しています。老若齢マウス脳や初代神経細胞の長期培養などを用い免疫組織学的アプローチによる加齢に伴う神経組織の形態変化や神経細胞老化に伴う網羅的な遺伝子発現変動の解析並びに老廃物除去のためのタンパク質分解系への影響について解析します。これらを通して神経老化の分子機構を理解することを目指します。

 



 サージカルトレーニング 

 

 平成30年度より、献体されたご遺体を使用させていただいて、若手医師の手技修練のためのサージカルトレーニングを実施しています。

 

2019年度 秋季サージカルトレーニング計画

2019年度 冬季サージカルトレーニング計画

2020年度 冬季サージカルトレーニング計画

 



 スタッフ 

 教 授


弦本 敏行

Toshiyuki Tsurumoto

 准教授


岡本 圭史

Keishi Okamoto

 講 師


佐伯 和信

Kazunobu Saiki

助 教

村 敬子

Keiko Takamura

助 教

村井 清人

Kiyohito Murai

助 教

遠藤 大輔

Daisuke Endo

技術職員

 百崎 ぬい

Nui Momosaki

技術職員

 入口 比呂志

Hiroshi Iriguchi

技術職員

 松本 凌

Ryo Matsumoto

大学院生

 濱本 文美

Ayami Hamamoto

客員研究員

 分部 哲秋

Tetsuaki Wakebe

客員研究員

 今村 剛

Takeshi Imamura

研究協力員

 平川 敬史

Keishi Hirakawa

 



≪ 献体について ≫

 献体とは、医学・歯学系大学における人体解剖学の教育・研究に役立たせるため、自分の遺体を無条件・無報酬で提供することをいいます。生前に登録しておく団体として長崎大学には『余光会』があります。

  『余光会』連絡先:
    〒852-8523 長崎市坂本1丁目124
     長崎大学医学部 肉眼解剖学分野 (解剖学第二教室)
     電話 095-819-7180(平日9時〜17時半)


 

≪ その他 ≫

 

 ・医歯薬学総合研究科倫理委員会承認課題