事業の概要

事業の概要
 長崎大学医学部は,安政4年(1857年)オランダ海軍の医官ポンベ・ファン・メールデルフォールトによって,西洋医学の講義が行われて以降,幾多の変遷を経て1923年(大正12年)に長崎医科大学となり,1945年(昭和20年)8月、原子爆弾により壊滅的な状況に陥りました。その後、先輩諸氏の献身的なご努力並びに文部省・関係機関のご尽力により復興し,来る2015年(平成27年)に原爆復興70周年を迎えます。その節目の歳を迎えるにあたり,「原爆復興70周年記念事業実行委員会」を設置し、長崎大学医学部、原爆後障害医療研究所の主催により、原爆復興70周年記念に関する事業を行なう計画を進めてまいりました。
 主な事業としては,献花台の設置、写真・資料の展示、記念誌の発行、「原子爆弾救護報告書」の修復などを計画するもので 大学は地域との密接な連携の下で発展していくべきと考えております。このため,市民に開かれた医学部を目指す本学部は,長崎のもつ歴史的背景や原爆被爆70周年の歴史も含めて,貴重な医学関係資料を所蔵しておりますので,これらを活用して医学史料展示スペースを設け,学生の教育は勿論のこと一般市民にも開放し,医学関係の歴史などを学んでもらうことも意義あることと考えております。
実施組織
 記念事業を実施するために、下記の原爆復興70周年記念事業会を組織しました。また、委員は、当時の関係学部ならびに同窓会を中心に組織し、その他にも多くの関係団体・各位のご協力をお願いいたしました。

原爆復興70周年記念事業会
協同代表 下川  功 長崎大学医学部長
永山 雄二 長崎大学原爆後障害医療研究所長
委  員 調  漸 長崎大学学長特別補佐
田中 悟郎 長崎大学医学部保健学科長
黒田 直敬 長崎大学薬学部長
森田 公一 長崎大学熱帯医学研究所長
増﨑 英明 長崎大学附属病院長
三根眞理子 長崎大学原爆後障害医療研究所客員教授
青木 克己 長崎大学名誉教授
蒔本  恭 長崎県医師会会長
奥  保彦 長崎市医師会会長
朝長万左男 長崎医学同窓会会長
岩崎 涼子 長崎医学同窓会事務局
浦田 秀子 長崎看護学同窓会会長
山中 國暉 長薬同窓会会長