HOME>放射線リスク科学教育教材シリーズ(H28年度改訂医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠)
E-6 放射線の生体影響と放射線障害
ねらい:医学・医療の分野に広く応用されている放射線や電磁波等の生体への作用や応用を理解する。
E-6-1) 生体と放射線 |
学修目標
- 放射線の種類と放射能、これらの性質・定量法・単位を説明できる。
- 内部被ばくと外部被ばくについて、線量評価やその病態、症候、診断と治療を説明できる。
- 放射線及び電磁波の人体(胎児を含む)への影響(急性影響と晩発影響)を説明できる。
- 種々の正常組織の放射線の透過性や放射線感受性の違いを説明できる。
- 磁気共鳴画像法<MRI>で用いられている磁場や電磁波による人体や植え込みデバイスの発熱等の現象を概説できる。
- 放射線の遺伝子、細胞への作用と放射線による細胞死の機序、局所的・全身的影響を説明できる。
- 放射線被ばく低減の3原則と安全管理を説明できる。
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松浦 伸也 先生 (広島大学) |
タイトル:放射線の生物学的影響 - DNA損傷修復機構 - |
E-6-2) 医療放射線と生体影響 |
学修目標
- 放射線診断やインターベンショナルラジオロジーの被ばく軽減の原則を知り、それを実行できる。
- 放射線診断(エックス線撮影、コンピュータ断層撮影<CT>、核医学)や血管造影及びインターベンショナルラジオロジーの利益とコスト・リスク(被ばく線量、急性、晩発影響等)を知り、適応の有無を判断できる。
- 放射線治療の生物学的原理と、人体への急性影響と晩発影響を説明できる。
- 医療被ばくに関して、放射線防護と安全管理を説明できる。
- 放射線診断や治療の被ばくに関して、患者にわかりやすく説明できる。
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工藤 崇 先生 (長崎大学) |
タイトル:医療における被ばくによる健康リスク |
E-6-3) 放射線リスクコミュニケーション |
学修目標
- 患者と家族が感じる放射線特有の精神的・社会的苦痛に対して十分に配慮できる。
- 患者の漠然とした不安を受け止め、不安を軽減するためにわかりやすい言葉で説明でき、対話ができる。
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神田 玲子 先生 (放射線医学総合研究所) |
タイトル:放射線リスクコミュニケーション ~実践におけるヒント~ |
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村上 道夫 先生 (福島県立医科大学) |
タイトル:医療者に求められるコミュニケーション |
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緑川 早苗 先生 (福島県立医科大学) |
タイトル:原発事故後の甲状腺がんスクリーニングと健康リスクコミュニケーション |
E-6-4) 放射線災害医療 |
学修目標
- 内部被ばくと外部被ばくの病態、症候、線量評価、治療を説明できる。
- 放射線災害・原子力災害でのメンタルヘルスを説明できる。
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谷川 攻一 先生 (福島県立医科大学) |
タイトル:これからの原子力災害医療体制 ~福島第一原子力発電所事故の経験を踏まえて~ |
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前田 正治 先生 (福島県立医科大学) |
タイトル:原発事故とメンタルヘルス ~福島の現状と課題~ |
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松田 尚樹 先生 (長崎大学) |
タイトル:放射線災害時の被ばく線量評価と健康リスクアセスメント |
企画: |
長崎大学・広島大学・福島県立医科大学共同事業
放射線健康リスク科学人材養成プログラム |
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