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検査や治療に追われる忙しい医師や看護師、医療スタッフ、病院職員と心身に不安を抱える患者との間にはコミュニケーション不足による問題が生じやすい状況にあります。
忙しい医療現場で医師・看護師をはじめとした医療スタッフとのかかわりの中で、小さな一言、ちょっとした態度が相手に大きな傷をもたらすことがあります。コミュニケーション能力の重要性は医療人でなくとも皆が理解しているはずですが、診療現場でのコミュニケーション能力はそのスキル評価がいまだ困難で、系統だった教育手法も少ない状況です。各スタッフの努力や研鑽に任せている部分も多くあります。
また、多くのスタッフがともに働く医療現場では、スタッフ同士のコミュニケーション不足が、医療過誤の一因となることもあります。一方でスタッフ間のより良いコミュニケーションは医師/患者間の良好なコミュニケーションに発展するでしょう。医療人としてのコミュニケーション能力の養成は、良好な医師患者関係を作り上げるだけでなく、質の高い医療、安全な医療を提供していくために医療人養成機関としての長崎大学医学部の責務です。
このような点から「よりよい医療人」を養成するために、患者に対してだけでなく、スタッフ間のコミュニケーション能力もともに向上させていく教育プログラムや手法が必要です。
■模擬患者とは
■医療面接トレーニングとOSCE
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