教育

病理学での研究方針について
Q 出勤時間、研究時間は決まっていますか。

A 通常午前9時から18時、しかし月曜日は、朝8時から論文紹介と一週間の予定報告、午後から研究報告と検討会をしていますので、この会には極力出席してもらいます。
Q 研究テーマをどのように決めて研究を行うのでしょうか。

A 研究は、皆さんの知的好奇心がエンジンとなり、日々の学生生活を充実していきます。ですので、皆さんの知的好奇心を優先として、研究テーマを設定します。病理学は全ての生物学現象やその破綻によっていたる病態を探究する学問です。これは病理学の魅力です。病態解析やその治療法の開発に興味のある学生をお待ちしています。現に、「・・・に興味があるから病理学で研究したい!」と自ら研究目標を考えている学生も少なくありません。
Q 研究はどのように進められますか。

A 病理学のスタッフは、個々で多様な経験を積んでいます。下川先生は米国での経験が豊富です。また、老化研究については絶対の信頼を得ています。現在は、基礎老化学会の理事長として、日本の老化学会の発展に日々寄与しています。森先生は、炎症・組織修復の解明に最新の技術を積極的に取り入れて研究を行っています。林先生は、分子病理学的解析を主体とした腫瘍の分子メカニズム解明に取り組んでいます。Park先生は、脂肪代謝の分子メカニズム解明を推進しています。このように様々なバックグラウンドをもつ研究者のサポートによって、学生の研究は、専門にとらわれず視野を広くして進めることができます。
Q 私は日中働いています。社会人大学院生としてどのように研究を進めてよいのでしょうか。

A 社会人大学院性にあっては、本務を優先にしていただき、仕事を終えた後、あるいは勤務時間を調整して、研究を行っていただけたらと思います。平日にできなかった実験は、土曜日や日曜日に行っていただいても問題ありません。
Q 大学院修了後の進路状況について教えて下さい。

A 大学院修了後の進路は、国内外でポスドクとして活躍する研究者、病院で働く医師など様々です。大学院修了後については、早い段階で目標を設定することが大事です。入学と同時に大学院修了後の目標設定し、それにむけて日々の大学院生活を満喫していただきます。
Q 修士課程で入学できますか。

A 私達が所属している大学院には、残念ながら修士課程は設けられていません。しかし、他学科には修士課程が設けられていますので、その学科の修士課程の学生として、当研究室で研究を行うことは可能です。老化研究に興味ある皆さんをお待ちしています。
Q 学位取得は難しいですか。

A 学位取得は簡単ではありません。しかし、皆さんが「大学院で研究を4年間頑張りたい」と思った時、それは現実となります。皆さんの気持ちと行動次第です。
Q 学生生活に関するサポートはありますか。

A 博士課程の学生については、日本学術振興会特別研究員などのサポートはあります。その他、TA、RAや各種奨学金など様々な援助はありますので、適時対処していきます。金銭的な事で研究ができない・・・そのような状況にならないように、本研究室ではしっかりとサポートします。その準備のためにも、入学前に是非とも連絡をお願いします。