第15回形成外科手術手技研究会
会長 平野 明喜
(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科形成外科学教授)
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この度は第15回という節目の形成外科手術手技研究会を私どもの長崎大学医学部形成外科学教室で主催させていただくことになり、大変光栄に存じております。そもそも形成外科は細部を極める職人のごとき性格を有しておりますが、この研究会はまさしく日常の診療にすぐに役立つようなアイディアや細かな工夫を思う存分語り合える場であります。現在形成外科内においてもそれぞれの専門分野が分かれようとしておりますが、ここで討議される形成外科手技に関しては全形成外科医の普遍的な興味の対象であるのではないかと考えています。
今回の会場である長崎大学医学部は浦上地区という長崎市内の少し北に位置し、原爆の爆心地からも近く、原爆資料館から徒歩で5分程度の距離です。このため、前身の長崎医科大学は原爆によって壊滅的な被害を受けましたが、同じ場所に長崎大学医学部として復興し現在に至っております。長崎大学医学部は一昨年度に創立150周年を迎えました。それを記念して講堂を建築し、開学の祖であるポンペの第1弟子であり初代陸軍軍医総監ともなった松本良順に因んで良順会館と命名しました。今回の研究会は長崎大学医学部記念講堂と良順会館で開催する予定です。
長崎では2月の旧正月からランタンフェスティバルが開かれます。平成22年は2月14日にフェスティバルが開催されますが、これに先だって市中心部は華やかな中国式の飾りが一杯取り付けられていることと思います。色とりどりのランタンとともに皆様のご来崎を心よりお待ち申し上げています。 |
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