世界保健機関(World Health Organization)は、1948年に設立された国連の専門機関の一つです。保健衛生向上のための国際協力が目的で、伝染病の撲滅、衛生統計の交換などがなされています。また、近年は身体的な健康問題から精神的健康問題へ焦点を移しています。最新のWHOのレポートによると、世界中で何百万人もの人が精神疾患に苦しんでおり、2004年の調査では、精神疾患は世界中のすべての疾患の13%を占めています。そして、精神疾患を患う人々のうち、ほぼ全員が疾患に伴い若くして亡くなっています。
私たち長崎大学WHO協力センターは1979年に世界保健機構(WHO)から「機能性精神病に関するWHO研究協力センター」として正式指定を受け、1989年に「精神保健の研究・訓練のための協力センター」と改称しました。
そして、国内外において必要とされている様々なニーズを満たすために、活発に情報を広め、国際共同研究に道を開いています。

WHO協力センターでは主に
Disaster Psychiatry(災害における精神医学)
Child and Adolesent Psychiatry(児童と未発達児に関する精神医学)
Geriatric Psychiatry(老人における精神医学)
Others(その他)
に取り組んでいます。
〒882-8501
長崎県長崎市坂本1−7−1
TEL 095-819-7293