長崎大学・遺伝子実験施設では、生命科学基盤システムとして、新たな機器を購入設置いたしました。
この部屋では、Nikon ECLIPSE TE2000-E 倒立顕微鏡を中心に、培養関連や、できるだけ簡単・迅速に技術をマスターできるよう、多種の電動作動による設備をそろえております。

画像解析関連では、微分干渉や位相差による解析を、顕微鏡の電動作動により、コンデンサーやレンズの組み合わせを簡素化し、スイッチ操作で利用できるようにし、単純な検鏡から、デジタル画像処理による、複雑な画像解析を可能にします。

また、このシステムを設置した部屋には、この解析装置のための培養用クリーンベンチ・CO2インキュベター・マルチガスインキュベター・実体顕微鏡を備え・さらに隣接して小動物飼育管理室を備えております。

また、この顕微鏡システムには、セミオートマイクロマニュプレーター・セミオートマイクロインジェクションシステムを備え、電動操作により、培養付着細胞や培養浮遊細胞への遺伝子などのインジェクション操作が可能です。

このマイクロマニュプレーター・マイクロインジェクションシシステムにより、ICSI、ES細胞のトランスファー、付着細胞核や浮遊細胞へのインジェクションなどが可能であり、また組織マイクロダイセクションへの応用もできます。