呼吸器内科医は、「患者さんの話をよく聞き」、「聴診器を当て」、「X線写真を見て」、「鑑別疾患を考えて」、「患者さんに向き合って治療する」という、子供の頃にイメージするような『内科のお医者さん』です。
私達が診療する患者さんは、Common disease、救急疾患に始まり、患者さんのQOLに直結する慢性疾患、感染症や膠原病といった総合診療的な要素を持つ多様な疾患、癌診療、緩和ケア、移植医療と多岐に及びます。
私達が診るのは「病気」だけではありません。
患者さんと、患者さんの家族に寄り添った診療が大切です。
みなさんはどんな医師になりたいですか?
将来のイメージが固まっている人も、まだイメージがはっきりせず幅広く内科診療したい人も、ぜひ私達と一緒に働きましょう!
日本呼吸器学会でも、医学生・研修医のみなさんに呼吸器病学の魅力を掲載しています。
新専門医制度が始まり、内科志望のみなさんはJ-OSLERに登録しての研修が行われています。
長崎大学病院では、医療教育開発センターと各診療科が協力して、スムーズに内科研修が進むような体制を整えています。
2016年以降に医師免許を取得した皆さんは、基本領域の「新内科専門医」を取得後、サブスペシャルティ専門医の取得を目指すこととなります。内科専門医までの概要は、医療教育開発センターの「内科専門医育成所」も御覧ください。
学会認定医・認定資格(現行制度) | 日本専門医機構(新制度) |
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日本内科学会 内科認定医 日本内科学会 総合内科専門医 日本呼吸器学会 呼吸器専門医 日本感染症学会 感染症専門医 日本アレルギー学会 アレルギー専門医 日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医 日本禁煙学会 認定指導医 日本結核・非結核性抗酸菌症学会 結核・抗酸菌症指導医 日本化学療法学会 抗菌化学療法指導医 日本医真菌学会 医真菌専門医 がん治療認定医 日本医師会 認定産業医 Infection Control Doctor |
日本専門医機構 内科専門医 <認定サブスペシャルティ> 呼吸器内科専門医(連動研修が可能) 感染症専門医(連動研修がない通常研修領域。2023年度以降の研修開始で制度調整中) 腫瘍内科専門医(連動研修がない通常研修領域。2023年度以降の研修開始で制度調整中) アレルギー専門医(連動研修がない通常研修領域。2024年度以降の研修開始で制度調整中) |
呼吸器専門医の取得には、基本領域学会である内科専門医の取得が必須となります。
日本呼吸器学会では、J-OSLER-呼吸器での新しい呼吸器専門医研修が開始しています。
内科研修3年間のうち、2年間を呼吸器内科連動研修とすることができます(1年間は内科研修に専念する)。
日本呼吸器学会 新専門医制度では専門医取得に下記が必要です。
呼吸器専門医の取得には研修だけではなく論文や学会発表も必要です。
貴重な経験を活かせるよう、指導医が論文作成、学会発表を指導します!
当科では、初期研修後の入局だけではなく、内科専門医取得後のキャリアアップとしての入局も大歓迎です。
など、呼吸器内科・感染症内科に興味がある方はいつでも連絡をお待ちしています!
Q. 感染症、胸部腫瘍、呼吸管理の専門グループはいつ決めるのですか?
A. 呼吸器内科医として、すべての呼吸器疾患を学ぶ必要があります。専門グループは、入局する時に決めた人、入局して数年後に決めた人、など様々です。
Q. 長崎大学出身ではないのですが大丈夫でしょうか?
A. 長崎大学は、臨床/基礎ともに様々な大学出身の先生が活躍しています。出身大学は全く気にする必要がなく、和気あいあいとしています。
Q. ライフイベント次第で、ワークライフバランスを考慮した病院で働くことができますか?
A. 結婚、妊娠・出産、介護といったライフイベント次第では、本人の希望を確認して勤務先や働き方を調整することができます。産休・育休に関しては、女性だけではなく男性にも積極的に取得を勧めています。
Q. 配偶者が転勤になった場合、勤務先に配慮してもらえますか?
A. 関連病院が多いという強みを活かして、勤務先を配慮することができます。