長崎大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚病態学分野・長崎大学病院皮膚科・アレルギー科

アピアランスケア

アピアランスケアについて

 皮膚科・アレルギー科ではがん診療センターのご協力のもと、2019年4月より、がん治療を受けている患者さんを対象に「アピアランスケア講座」を行っています。
 「アピアランス」とは、外観や見た目のことを指します。がん治療では、手術跡、脱毛、皮膚や爪の変化など、外見に影響を及ぼすことが少なくありません。それらの変化は、治療への不安や日常生活への影響をもたらすこともあります。患者さんが安心して治療に専念し、治療後も自分らしく生活できるようサポートしたいと考え、この講座が企画されました。
 さらに、2025年1月からは、「がん患者へのアピアランスケアが生活の質(QOL)に及ぼす影響評価」を目的とした臨床研究を行います。この研究では、アピアランスケアの一環として、スキントラブルの補正やメイクアップ指導を行い、患者さんが日常生活で実践できる方法をお伝えします。研究期間中は、スキンケア用品を4週間分ご提供し、ご自宅でお試しいただきます。その前後で肌の状態チェックやアンケート調査を実施し、効果を確認します。
 この研究の成果は、がん患者さんにとってより充実したアピアランスケアを提供するための貴重なデータとなり、今後のサポート体制をさらに向上させる基盤となることを目指しています。
 「見た目に悩んでいる」「自分にできるケアを知りたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。専用フォームからお申し込みいただけます。初めての方には外来で概要を説明し、皮膚科医が肌の状態をチェックしたうえで、個別のアドバイスを行います。気になることがあればお気軽にお問い合わせください。
 一歩踏み出してみませんか?私たちが全力でサポートいたします!
*QOL:Quality of life(生活の質)
がん患者さんのためのアピアランスケア講座
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