第1回寺子屋終了後,「次はいつですか?」と学生さんから嬉しい質問をいただきました。今回は,歯学部3年生2名,5年生4名,歯科技工士1名,合計7名の皆さんが参加してくださいました.前半は,1本の脱落歯がどこの歯であるかを検討しました。腐敗したご遺体や白骨死体の場合,歯牙が脱落した症例も少なくありません。適切な位置に歯を戻し生前どのような口腔状態であったか再現することはとても重要な仕事です。大学1年生で習った骨学の知識を久しぶりに皆で思い出しながら鑑定を行いました。後半は,私たちが年齢推定に苦慮した症例を皆さんにも考えていただきました。口腔内写真を実際にみて,口腔内の特徴やそこから推定される性格,生活背景など自由に想像してもらいました。3年生は学んだばかりの法医学の知識を,5年生は臨床実習で現在経験している知識を活かし,それぞれの意見を活発に発言してくださいました。また,歯科技工士さんからは技工士ならではの視点からの発言をいただき,私たちにとっても新鮮で大変勉強になりました。
寺子屋は今後も定期的に開催していく予定です。皆さんのご参加をお待ちしております。 |