患者さんへ
News & Topics
2020.10.01
ウェブサイトをリニューアルしました。
2023.4.10
耳の日 市民健康講座&相談会
令和5年3月11日の耳の日 市民健康講座は盛況のうちに終了しました。
2020.10.01
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2023.4.10
耳の日 市民健康講座&相談会
令和5年3月11日の耳の日 市民健康講座は盛況のうちに終了しました。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||||||
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午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | |
初診 | ○ | ○ | ○ | |||||||
再診 (予約制) |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
8:30~11:00(診療開始時間は9時から)
※再診は予約制
土曜、日曜、祝日、休日及び年末年始 (12月29日から1月3日)
通常の連絡先(7階外来) :095-819-7463
緊急時連絡先(救急部) :095-819-7243
※地域医療連携センターで予約をお願いします。緊急時はこの限りではありません。
※セカンドオピニオン外来
※本院は、診療活動とともに臨床医学の教育研究を使命としております。
この趣旨をご理解のうえ、受診に当たっては、学生の臨床実習などにご協力をお願いいたします。
その他詳細については、長崎大学病院「外来診療のご案内」ページをご覧ください。
初診担当医 | 専 門 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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熊井 良彦 教授 | 聴覚、嚥下、音声 | 9:00-12:00 (要予約) |
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木原 千春 助教 | 聴覚、めまい・平衡 | 9:00-12:00 (要予約) |
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西 秀昭 講師 | 頭頸部腫瘍 | 9:00-12:00 (要予約) |
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佐藤 智生 助教 | 聴覚 | 9:00-12:00 (要予約) |
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前田 耕太郎 助手 | 頭頸部腫瘍 | 9:00-12:00 (要予約) |
●日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設
●日本頭頸部外科学会頭頸部がん専門医制度指定研修施設
●日本耳科学会耳科手術認可研修施設
●日本気管食道科学会認定気管食道科専門医研修施設(咽喉系)
★施設基準については「施設基準一覧」をご覧ください
患者様のQOL(quality of life、生きる上での満足度を表す指標の一つ)が少しでも向上し良い人生が送れるようサポートいたします。一般的な小児の滲出性中耳炎、反復性中耳炎から真珠腫性中耳炎を含む難治性の慢性中耳炎まで、特に手術が必要な症例を中心に取り扱います。めまい・顔面神経麻痺といった神経耳科学的な疾患についても積極的に検査、治療を行っています。また、補聴器では十分な効果が得られない難聴の方については、人工内耳埋め込み術などを積極的に検討します。
頭頸部とは頭部から頸部のうち脳、脊髄、眼窩を除いた領域です。実際には聴器、鼻・副鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、唾液腺、甲状腺に分かれており、これらの部位にできた腫瘍(良性、悪性)に対する治療を行っています。特に悪性腫瘍(がん)に関しては積極的に集学的治療を行っており、治療方針は関連する科(放射線科、歯科)とのカンファレンスを通して決定しています。また手術に関しても必要に応じて形成外科、外科、脳外科と連携をとり、安全・確実な腫瘍切除を行うと共に術後の生活の質(QOL)をできるだけ維持する努力を行っています。
アレルギー性鼻炎に対しては、原因となる抗原を血液検査で調べ、薬や手術など患者さんに最も適した治療法をお勧めしています。慢性副鼻腔炎でも、最近はアレルギーによるものが増えており、薬などの保存的治療や、3-6か月しても改善しないものは手術も行っています。現在は鼻手術の多くは内視鏡手術ですので、以前の手術より術後の痛みや入院期間は少なくなります。その他、鼻出血、嗅覚障害、鼻副鼻腔腫瘍なども、専門医が画像、組織診など適切な診断を行い治療しています。
準備中
長崎大学耳鼻咽喉科は現在までに難聴診療で国内トップレベルの実績を上げていますが、これをさらにより専門的で有機的なチーム医療として推進するために、2008年に聴覚・平衡センターを立ち上げました。本センターはほぼすべての難聴に対応できる総合的な診療体制を整えることにより、患者さんへのより良質な医療サービスを提供し、同時に次世代に向けて意欲的に難聴診療のスペシャリストを育成することをめざすものです。
センター長 | 髙橋 晴雄 | (長崎みなとメディカルセンター) |
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副センター長 | 神田 幸彦 | (神田E・N・T医院、長崎大学臨床教授) |
事務局長 | 北岡 杏子 | (耳鼻咽喉科) |
スタッフ | 木原 千春 | (耳鼻咽喉科) |
佐藤 智生 | (耳鼻咽喉科) | |
小路永 聡美 | (耳鼻咽喉科) | |
山野辺 滋晴 | (共立耳鼻咽喉科) | |
連携診療科 | 第一内科 | (川上 純 教授) |
産婦人科 | ||
脳神経外科 | (松尾 孝之 教授) | |
放射線科 | (上谷 雅孝 教授) | |
小児科 | (森内 浩幸 教授) | |
眼 科 | (北岡 隆 教授) | |
精神科神経科 | (小澤 寛樹 教授) |
主任:高橋 晴雄
ほぼすべての難聴を伴う耳疾患の治療戦略を後述のような各部門との連携により綿密に構築し、最良の治療を行います。とくに鼓室形成術では、個々の症例の中耳生理機能を十分に考慮した独自の術式を採っているため、手術後の長期的に安定した聴力獲得が特徴です。さらに一部補聴器の機能を兼ね備えた特殊な人工内耳(Electroacoustic stimulation: EAS、信州大学耳鼻咽喉科との共同研究)や埋め込み式補聴器(Vibrant sounbridge: VSB)などの先進的医療の臨床応用も行い、保険収載の運びとなりました。
一方、若手医師の手術手技の習得および向上のために毎年2回、2日間にわたり側頭骨手術解剖実習を行っています。その他、手術中の顕微鏡モニター画像の転送設備が整っており、手術の状況を主任はじめスタッフ全員が共有できるようになっていて、教育やリスクマネジメントのうえで非常に有用です。
主任:神田 幸彦
主に小児の先天性難聴に対して早期に補聴器適応、器種決定、フィッティング、また人工内耳の適応決定も行っています。また症例により小児科と協力して遺伝性難聴のカウンセリングも行っています。さらに前述のEASやVSBなどの先進的聴覚機器の臨床応用も進めています。
補聴器を装用した後や人工内耳の手術前後には聴覚リハビリテーションを行っています。特に小児では両親・養育者が望んだ場合、聴覚や音声言語の発達を促進させる療育方法を積極的に進めています。その他成人に関しても加齢などあらゆる原因の難聴の診療もしています。
主任:木原 千春
脳機能画像(ポジトロン断層検査:PETなど)による脳の聴覚中枢、言語中枢の解析を行い、聴覚の正常生理、難聴者での病態生理の分析から、先天性難聴に対する人工内耳の適応基準の確立などを目指しています。
またメニエール病、良性発作性頭位めまい症などすべての平衡機能障害とそれに伴う聴覚障害に対する診療を行います。めまい・平衡障害は神経内科的疾患や精神科的疾患に起因するものも多いので、これらについては関連領域の診療科の協力のもとに包括的・統合的に診療を行っています。
主任:北岡 杏子
側頭骨の画像診断、とくに手術的にアクセスの難しい部位の病変を三次元的に把握して手術戦略を検討したり、内耳などの蝸牛の微細構造を最新の方法で詳細に解析して難聴の原因を明らかにする研究も行っています。
主任:神田 幸彦
長崎県では、全国に先駆けて平成15年度より新生児聴覚スクリーニングを行っており、近年ではその県内の普及率は95%前後を保っていて、これは全国でトップレベルです。それにより早期に診断された多くの難聴児とその両親の療育指導、補聴器適合、コンサルティング、さらには人工内耳の手術などをこれまで行ってきており、先天性難聴の早期診断・治療がきわめて組織的に行われています。将来的には早期発見、予防によるこれらの疾患の根絶を目標にしています。
さらにこれまでの膨大なデータから、先天性難聴の疫学的解析、先天性サイトメガロウィルス感染症との関係(小児科と連携)、難聴遺伝子の診断(信州大学との共同研究)などの臨床的研究を行っています。
また、医師だけでなく長崎県下のすべての聴診療従事者の診療レベルの向上のために、毎年「長崎小児難聴研究会」を開催して全国の著名な難聴診療専門家を招待して講演会を行い、さらに数年に一度市民講座も開催して一般市民に対しても啓蒙活動を行っています。
主任:佐藤 智生
現在の基礎的研究課題は下記のように多岐にわたっています。その他毎年海外からも著名な研究者を招聘して研究会を行っています。
研究課題:
・各種内耳奇形での内耳立体構造と難聴の機序解明
・真珠腫の遺伝子レベルの病因と病態の解明
・内耳におけるステロイド受容体の発達と変換酵素の意義
・中耳感染(中耳炎)での中耳陰圧化の機序解明
・乳突蜂巣の発育と抑制の機序の細胞生物学的機序の解明
海外との国際交流や国際学会の開催等にも力を入れています。
髙橋晴雄センター長とドイツ・ミュンヘン大学耳鼻咽喉科Joachim Muller教授との親交から、2006年に人工内耳をはじめとする人工聴覚器の最新の知識・研究成果の交換を目的とした第1回シンポジウムが長崎で行われたのを皮切りに、これまで長崎とドイツで交互に9回行われ、学術交流を深めています。
30年以上の歴史を持つこの学会を2012年6月3-7日に長崎で開催し、全世界から約600名の耳鼻咽喉科医や研究者が参加しました。中耳炎の中でも難治性で時に重篤な合併症をきたす真珠腫性中耳炎の病因、病態、診断、治療など、多岐にわたる研究成果が発表され、この分野の学術的発展に大きく貢献しました。