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よくある質問

高齢でも腎移植を受けられますか?

基本的に暦年齢ですべてを決めることはありません。手術ができる十分な耐術能を持たれているか、免疫抑制薬を定期的に間違わずに内服できるか(あるいは内服できる環境にあるか)等で決定します。これらに問題がなければ、腎移植を受けることは可能です。

透析を経ないでも腎移植を受けられますか?

先行的腎移植と言い、近年積極的に施行されています。とくに糖尿病や高血圧で末期腎不全に至った患者さんでは、透析療法を経ずに腎移植を受けた方が、生命予後がさらに良好となることが報告されています。

適合しない場合、腎移植は受けられませんか?

各種免疫学的検査を施行したうえで、免疫学的に腎臓を生着させることが困難な場合も存在することは事実です。しかしながら近年の強力な免疫抑制薬や治療法の工夫により、かなりの場合腎移植を施行することが可能になっています。詳しくは主治医にご確認ください。

血液型が違っても腎移植は受けられますか?

血液型が異なる場合、手術前に免疫抑制薬の追加や、血漿交換という治療が必要となります。しかしながら治療は充分確立されており、血液型適合の場合と遜色のない治療成績を得ることができています。

高齢ですが、ドナーになれますか?

基本的に暦年齢ですべてを決めることはありません。手術ができる十分な耐術能を持たれているか、提供する十分な腎機能を有するか、等で決定します。

移植した腎臓はどのくらいもちますか?

提供される元々の腎機能やドナーさんの年齢等で左右されますが、比較的長期間安定した腎機能が保持できることがほとんどです。わが国の成績や長崎大学の成績は別項をご確認ください。長期の方ですと約50年間安定した腎機能を保持できている方もいらっしゃいます。一方で免疫抑制薬の怠薬等で、短期間しか腎機能を維持できない場合もありますので、患者さんおよびご家族と主治医の信頼関係のもと、適切な管理を継続していくことが重要であると考えています。