Career Image 02
- 氏名
-
大坪 亜紗斗
- 長崎労災病院
- 略歴
-
- 出身高校:青雲高校
- 2014年3月
- 久留米大学卒業
- 2014年4月
- 長崎医療センター 初期研修医
- 2016年4月
- 長崎大学病院 泌尿器科・腎移植外科 後期研修医
- 2017年4月
- 佐世保共済病院 泌尿器科 医員
- 2018年4月
- 長崎大学病院 泌尿器科・腎移植外科 医員
- 2020年3月
- 博士号取得
- 2021年4月
- 日本赤十字社 長崎原爆病院 泌尿器科 医員
- 2022年4月
- 長崎労災病院 泌尿器科 医長
- 2024年6月
- 佐世保市総合医療センター 泌尿器科 医長
- 2025年4月
- 五島中央病院 泌尿器科 診療科長
これまでのキャリアパス
久留米大学卒業ですが、長崎出身でしたので、初期研修では長崎医療センターを選択しました。そこで元々興味のあった泌尿器科をローテートした際、先輩方の専門性と技術の高さ、人柄とノリの良さに惹かれ、すぐに入局を決めました。
入局1年目は長崎大学病院の修練医として、基本的な手術をできるように頑張りました。
入局2年目には大学院に入り、社会人大学院生として佐世保共済病院へ赴任しました。先輩方に助けてもらいながら、外来から手術まで初めて自分主導で患者さんを診療し、とても充実した一年間でした。特に尿路結石の手術に関しては、県下では圧倒的な症例数の多い病院でしたので、一人でもやり切れる自信を持てるようになりました。
入局3年目から5年目までは長崎大学病院で、腹腔鏡手術などのより難しい手術にも挑戦させてもらったり、また後輩への指導をしたりすることで、成長を実感することができました。大学院生としては、ラットを使った他大学との共同基礎研究や臨床研究などを行わせていただき、博士号を取得することができました。また、海外の学会での発表を経験させてもらい、苦手な英語での発表はとても緊張しましたが、またこういう発表をしてみたいという気持ちになりました。
入局6年目には長崎原爆病院へ赴任し、開腹前立腺全摘手術をはじめ、新しいチャレンジングな手術も経験させてもらい、非常に充実した一年間でした。
入局7年目からは長崎労災病院へ泌尿器科の科長として赴任しました。後輩への指導の仕方を学び、科長としての責任感も強く感じとても良い経験でした。排尿機能に特化した病院として、尿流動態検査や低侵襲前立腺手術など積極的に新しいことにも取り組みました。また、排尿障害の患者さんが多いことを生かし臨床研究を行い、それらのデータを海外の学会で発表することができました。今後も臨床だけではなく、臨床研究や学会発表、論文作成なども積極的に行っていきたいと思っています。
泌尿器科の魅力
泌尿器科は、悪性疾患から良性疾患まで本当に幅広い疾患を専門とし、専門性もとても高い科です。ロボット手術に関しては、泌尿器科が他の科に先駆けて導入したこともあり、泌尿器科が間違いなく最先端の手術技術を持っています。腹腔鏡手術、経尿道手術、開腹手術などと行う手術の種類も豊富です。また癌の患者さんに対しては化学療法や免疫療法などの最新の薬物治療も行なったり、排尿障害をきたす疾患(過活動膀胱、前立腺肥大症など)の患者さんへの薬物治療を行ったりと、外科的な治療だけでなく内科的な治療も行います。命を救うだけでなく、QOLもよくする治療ができるというのも魅力の一つだと思います。