本文へ移動 サイトメニューへ移動

Career Image 06

氏名
酒井 すずな
  • 女性医師
略歴
2017年3月
長崎大学医学部 卒業
2017年4月
長崎みなとメディカルセンター 初期臨床研修
2019年4月
長崎大学病院
2020年4月
長崎みなとメディカルセンター
2021年4月
JCHO諫早総合病院
2022年4月
光晴会病院
2023年6月
産前産後休業
2023年9月
泌尿器科専門医取得
2024年6月
光晴会病院

これまでのキャリアパス

私は内科の初期研修で、何年も化学療法を続けているがん患者さんを担当しました。副作用に苦しみながらも「生きる」ために一生懸命な姿に感動し、がんと闘う患者さんの助けができる医師になりたいと思いました。泌尿器科は悪性腫瘍を多く扱う外科ですが、手術だけではなく、薬物治療や放射線治療など様々な治療戦略があります。またロボット手術や腹腔鏡手術だけではなく、経尿道手術や開腹手術まで、手術の内容も様々です。最終的には手術の楽しさに惹かれ、長崎大学の泌尿器科への入局を決めました。

私は初期研修で泌尿器科を1か月しかローテートしなかったので、入局1年目は、手術も入院管理もすべてを一から学んでいく日々でした。大学病院は、同期や学年が近い先生など相談相手や目標になる先輩がいますし、専門分野ごとに指導医の先生もいますので、非常に良い環境で働くことができたのではないかと思っています。

入局2年目からは関連病院で勤務を続けています。私が勤務した関連病院は若手医師が自分ひとりであったため、様々な手術の執刀機会をもらいました。腎癌、尿路上皮癌、前立腺癌など難易度の高い腹腔鏡手術も多数経験させてもらい、仕事へのモチベーションに繋がっています。外来も担当しており、初診から診断・治療まで一人の患者さんと長く向き合うことができるので、大変なこともありますがやり甲斐を感じる瞬間が多いです。

また、私は関連病院で勤務しているときに妊娠・出産を経験しました。泌尿器科は透視の処置も多いので、妊娠中は周りの先生の負担が大きくなってしまいますが、指導医の先生にサポートしていただき、無事に出産を迎えることが出来ました。長崎大学の女性泌尿器科医の先輩方には、開業しご活躍されている先生、大学院を卒業し臨床も研究も行う先生、関連病院でたくさんの手術をされている先生など、女性泌尿器科医のキャリアモデルとなる先輩方がたくさんいます。子育てと仕事の両立は簡単ではありませんが、私も先輩方のように、家庭も大切にしながら泌尿器科医を続けたいと思っています。

泌尿器科の魅力

泌尿器科は外科系の中では比較的緊急症例が少ないため、時間外の呼び出しが少ない方だと思います。なので、仕事で疲れた日には常連のお店でハイボールを飲み、休みの日には推し活や旅行でリフレッシュすることが出来ています。呼び出しが少ないため子供と過ごす時間も確保でき、外科系でありながら出産後も働き方を大きく変えなくてもいいという点もメリットだと思います。
また、泌尿器科は男性の患者さんが多いイメージを持たれますが、排尿障害・尿路結石・腎癌や尿路上皮癌・移植透析関連など、女性の患者さんもたくさんいます。実際、女性医師を希望して受診される方がいたり、「女性の先生でよかった」と言われることも多かったり、女性泌尿器科医の需要はかなり高いです。

研修医へメッセージ

長崎大学の泌尿器科には個性豊かで優しい先生が多く、若い世代の医局員も増えてきており、活気がある医局だと思います。泌尿器科に興味のある方はぜひ一度見学にきてください。