医学生・研修医の皆さんへ

教授から未来の皮膚科医へ
「はじめに」
 私は2018年5月に長崎大学医歯薬総合研究科皮膚病態学分野第14代目教授として赴任しました。これまで長崎大学病院、長崎大学関連医療機関、大阪大学医学部附属病院で皮膚科学の研鑽を積み、皮膚アレルギー、膠原病、発汗異常症、遺伝病(外胚葉形成不全症、母斑症など)の臨床および研究、そして診療ガイドラインの整備に携わってきました。
 長崎大学皮膚科アレルギー科は地域と院内のニーズに則した特色ある医療を提供しています。さらに稀少疾患、難病、皮膚感染症(真菌症)の診断・治療に携わる全国でも有数の診療拠点です。これまでの経験や知見を生かし、難病の新規診断、治療方法の開発に注力しています。

「皮膚科に興味がある方へ」
 皮膚は私達の目と手で直接視診・触診ができる臓器です。毛や爪の状態、皮膚の色調や性状、皮膚温などの情報は体の健康状態を推測する手掛かりとなります。診断に必要な医療検査機器のない状況では、皮膚科的な診察がことさら有用なスキルとなるでしょう。では、どのように皮膚を診ればよいのでしょうか?皮膚科では皮膚から少しでも多くの情報を得るための診察技術を学んでいただきます。私たちは「皮膚を診るスキル」を磨きたい方を歓迎します。また、皮膚科は内科的要素と外科的要素を併せ持つ魅力的な診療科であると自負しています。興味のある方はぜひ見学にお越しください。

「皮膚科医を志す方へ」
 長崎大学皮膚病態学分野では症状(symptom)の聴取と病変(sign)の観察を軸とし、患者に的確な医療を提供できるスキルの習得を専門医研修の到達目標としています。私たちの臨床におけるモットーは「何故その皮膚病が生じたか」を考えることにあります。皮膚と病理組織所見を踏まえ、皮膚病の生じた原因を常に考えることが患者の全身状態、背景因子、そして生活習慣を把握するスキルの習得につながります。診断では病理診断学、皮膚感染症の菌種同定技術、画像検査、皮膚感覚と生理機能(発汗)評価の最新の技術を身につけていただきます。内科的側面では背景疾患の検索および先進的治療を実践し、外科的側面では実践的な皮膚外科のテクニックと皮膚腫瘍の扱いを習得し、症例の手術計画から経過観察までを立案できる能力を養っていただきます。

「あなた自身の皮膚科学を作り上げてみませんか?」
 ”当たり前”な事に科学的裏付けのないことがあります。例えば「結節性痒疹」と呼ばれる、いかにも”痒そう”な病名の皮膚疾患があります。実際、成書にも「痒い」と書かれていますが、痒い理由については書かれていません。結節性痒疹の痒みが既知のメカニズムで説明できないため、明快な答えがないのです。ですから痒疹の確立された治療方法はありません。このように未だ解明されていない「当たり前」が皮膚科学にはたくさん残されています。この残された課題を研究することで、成果を臨床にフィードバックしてみませんか?
新入局員募集、後期臨床研修医の入局を決める時期
研修概要・週間スケジュール、専門医の取得、初期臨床研修・後期臨床研修(医療教育開発センター)
長崎大学皮膚科の女性医師、女性医師の専門医取得、女性医師の専門医維持、女性皮膚科医からのメッセージ
長崎市内・長崎県内・県外関連病院(皮膚科常勤医数)