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長崎県における法医解剖及び検視事例の薬毒物スクリーニング |
(研究代表者:池松和哉) |
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長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 法医学 |
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法医実務において、死因究明のため解剖及び検視事例における薬毒物の死因への関与を診断することは非常に重要です。しかし、検視事例では現場の状況等で薬毒物の摂取が疑われない限り、薬毒物検査は実施されず外部所見のみで死因を決定せざるを得ません。そのため薬毒物の死因への関与は見落とされる可能性があります。従って、薬物乱用の問題が騒がれる中、解剖及び検視事例において薬毒物検査を実施することが急務であると考えます。このような状況下で、我々は長崎県下で実施された解剖・検案・検視事例において、薬毒物検査を行ってきました。そこで薬毒物検査の見直し及び薬物乱用防止のためにそれらの結果を解 析し報告したいと考えます。 |
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長崎県下で解剖・検案・検視された方 |
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調査実施期間:平成22年5月〜平成25年12月
長崎大学法医学教室で実施された解剖事例352のうち全血あるいは尿を採取した316事例(全解剖事例の89.8%)、同教室で実施した検案事例222のうち全血あるいは尿を採取した75事例(全検案事例の33.8%)及びそれ以外の検案・検視事例1023の計1414事例 |
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研究実施期間:長崎大学大学院医歯薬学総合研究科倫理委員会承認日〜平成27年3月31日 |
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死後、解剖時に採取した検体を用いるため本人に対する苦痛などはないと考えています。
個人情報であるため、秘密事項となりますが、個人情報管理者を決定したうえで匿名化、厳重に管理します。試料は焼却廃棄、データは研究終了後、責任者がシュレッダーで破棄します。 |
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試料は連結可能匿名化した上で施錠できる冷蔵庫において管理、また対応表は情報管理者が管理する施錠できるキャビネットで管理し、データについては外部から遮断されたパソコンに保管し、個人が特定される可能性はありません。 |
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特にありません。 |
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特にありません。 |
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試料は連結可能匿名化した上で施錠できる冷蔵庫において管理、また対応表は情報管理者が管理する施錠できるキャビネットで管理し、データについては外部から遮断されたパソコンに保管し、個人が特定される可能性はありません。 |
研究等の期間及び当該期間終了後の試料等の保存又は廃棄の方法 |
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研究期間中の試料は施錠できる冷蔵庫で保管し、対応表については情報管理者が管理する施錠できるキャビネットで保管し、データについては外部から遮断されたパソコンに保管します。研究期間終了後は、試料は医療廃棄物として廃棄し、データについては裁断処分します。 |
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ご家族等は本研究への参加を拒否されたい場合、下記の「研究に関する連絡先」に申し出て頂ければ研究への参加を拒否することができます。 |
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