本文へ移動 サイトメニューへ移動

臨床

前立腺癌は増加しており、罹患数は男性のがんの中で最も多くなっています。
確定診断は、エコー下での前立腺針生検にて行っていますが、より効率良く正確な診断を目的としたMRI融合標的生検を導入予定です(2024年夏頃)。また、毎週放射線科と合同カンファランスを行っており、診断に重要なMRIなどの画像所見を専門的に分析し、患者さんにとって最善の治療方針を検討しています。

治療は、

  1. 手術(ロボット支援根治的前立腺全摘除術;RARP)
  2. 放射線治療(ホルモン治療を併用することが多い)
  3. 薬物治療(ホルモン治療や抗癌剤治療)

を中心に行っています。特にロボット手術では、勃起機能の温存を目指す神経温存手術や尿禁制の早期回復を目指すレチウス腔温存RARP(RS-RARP)を積極的に行っています。

研究

前立腺癌細胞株や病理組織検体を用いて、前立腺癌の発生、バイオマーカーや新規治療薬の開発に関する研究を行っています。

  • 前立腺癌におけるHippoシグナル伝達系の機序解明
  • 前立腺癌におけるThrombospondinsの臨床病理学的役割の解明
  • 前立腺癌における癌抑制分子の探索と解明